昨晩も米物価指数の発表を控えて様子見ムードが強い形に留まったが、本日は米4月消費者物価指数の発表があることで、一定の動きが出るか注目したい。
経済指標としては、日本の4月外貨準備高、中国の4月外国直接投資とマネーサプライM2、4月新規融資・融資残高や社会融資総量 、日3月景気先行と一致指数・速報値、独4月消費者物価指数・改定値、加3月住宅建設許可件数、米国では、MBA住宅ローン申請指数と4月消費者物価指数、4月クリーブランド連銀・消費者物価指数などが発表される。
やはり注目は、米4月消費者物価指数で、結果次第も、予想値を見る限り、大幅な低下は無さそう。また前月比では逆に上昇が桑栄されており、リスクは予想を上回る強い結果となりそうだ。
また、金利面では、米10年物国債の入札も実施される。米4月消費者物価指数の結果次第も、予想を上回る強い結果と入札の不調があれば、米長期金利の大幅な反転もあることは、留意しておきたい。
戦略としては、ドル円は、一応5-10日で早期はビッドが入り易いと見るが、米CPIまでは様子見が続くことで、早期は買ってもしっかりと利食いながら対応したい。ただ、基本CPIが強い結果となるリスクを考慮すると、やはり押し目は買い場探しから、134.64をストップに買い狙い。また割れるケースでは、133.89や133.50割れをストップに買い直しとなる。ターゲットは135.36を越えないなら利食い優先。また、超えても先週の137.77から135.50まで下落の半値となる135.64が押さえると利食いや売り場探しで、このストップは135.67-70または、136.11越えで対応となる。この売りのターゲットは、CPIの結果次第も、下げが甘ければ利食いながらの対応となる。
ユーロドルは、上値を1.1092-95で抑えられて、1.0941まで下値を拡大。ただ、総じて揉み合いは変わっていない。ただ、本日はこのレンジのブレイクが発生する可能性は留意しておきたい。上値は1.1092-95をストップに売狙い。一方押し目1.0941が維持されると利食いも、割れるケースでは、1.0909を睨んで買い戻しで、買っても、これをストップ、または、深押しなら1.0831をストップに買い狙いとなるが、こういった下落では、1.09ミドルが押さえると利食いを優先したい。
ポンドドルは、堅調が続いているが、英MPCを前に利食いも入り易い。反発があれば1.2670をストップに売り狙いから、ターゲットは1.2578が維持されると利食いで、割れても1.2548をストップ、または、1.2433をストップに買い直しながら、ターゲットは、反発があればしっかりと利食いを優先しながら対応したい。
一方クロス円は、ストレートが荒れると動きが不透明となることで、本日は大きめの動きがあれば、逆張りで臨む形。上値は8日の高値が抑えるとこれをストップに売り狙い。また超えても2日の高値をストップに売り直しとなる。一方下値は、昨日の安値、または、4日の安値を狙いで買い戻しや買い狙い。割れるケースからは4月28日の安値をストップに買い場探しから、反発ではしっかりと利食いながらの対応となる。