【FXセレクト】三大陸ルール見直し2024年12月

2024年12月4日(水)よりセレクトに掲載するFXのルール「三大陸」の設定値を変更します。
見直しの背景
三大陸が取引する通貨ペア、豪ドル/NZドル、ユーロ/英ポンド、米ドル/カナダドルは、2024年に最も注目を集めたイベント米大統領選前後も従来のレンジ内で推移しているものの、ユーロ/英ポンドと米ドル/カナダドルでは一方的な値動きが強まったことで、収益率が低下傾向となりました。

(出所:インヴァスト証券作成)
そのため、現在の相場状況にあわせて収益機会を増やしていただくことを目的に設定値を見直しました。
見直し前の三大陸は、直近1年間レンジ内で推移しており、想定の値動きとなっているため、このまま継続して運用いただくこともできます。
トライオートは「その時の相場状況にあったレンジで継続的に取引を行うことで利益を積み上げていく」取引手法であるため、お客様にはより相場状況にあった自動売買を稼働いただき、収益機会を増やしていただくことを目的に見直しを行います。
■三大陸運用における今後の注目点はこちらを参照ください。
■また三大陸の特徴はこちらを参照ください。
設定値の考え方
今回の見直しでは「2023年12月から2024年11月末」の相場を参考にしました。また米ドル/カナダドル、ユーロ/英ポンドは過去10年ぶりの高値、安値水準に到達しつつあるため、過去の価格帯も参考にしています。
今回、三大陸で設定された内容は以下のようになります。

(出所:インヴァスト証券作成)
豪ドル/NZドル
RBNZ(ニュージーランド準備銀行)が積極的な利下げを行ってきた一方、RBA(オーストラリア準備銀行)はインフレが高水準にあることで利下げに踏み切ることを躊躇しており、2か国間に金利差が生じ、これを背景として豪ドル/NZドルは上昇しています。豪ドル/NZドルが直近のレンジの高値に近付きつつあることから、レンジ全体を過去10年の高値水準に引き上げています。

(出所:インヴァスト証券作成)
レンジは過去10年の高値と安値の水準にそれぞれ上限・下限を設定しています。

(出所:インヴァスト証券作成)
ユーロ/英ポンド
ユーロ圏はドイツ国内の政治不安、ロシアウクライナ問題などのリスク要因を抱えており、さらにECB(欧州中央銀行)は2025年のインフレ鈍化を見込み、利下げを進めていることでユーロ売りが優勢となり、ユーロ/英ポンドは下落しています。一方でBOE(イングランド銀行)は利下げに対して、慎重な姿勢を見せていることがユーロ/英ポンドの下落が進む要因となっています。そのため全体のレンジを下に引き下げています。

(出所:インヴァスト証券作成)
直近安値水準に近付いているため、過去10年間の相場変動ではレンジの下の価格帯にレンジを設定しています。

(出所:インヴァスト証券作成)
米ドル/カナダドル
米ドルは11月の大統領選でトランプ氏が再選したことで強い値動きとなっています。トランプ氏の2次政権では1次政権と同様に関税と移民政策に注目が集まっています。再選直後には中国やカナダ、メキシコに対する関税の拡大を発表しており、米ドル/カナダドルは上昇圧力が強まる展開となっています。米国とカナダどちらも足並みを合わせた利下げを行っており、金融政策は同調しているものの、引き続きトランプ氏の次期政権での政策に注目が集まります。
こうしたことから米ドル/カナダドルは全体的にレンジを引き上げています。

(出所:インヴァスト証券作成)
過去10年間の相場変動で確認しても、レンジ内での推移が多くなるように上限下限が設定しています。

(出所:インヴァスト証券作成)
おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今後も相場状況等を鑑み、さまざまな投資方法や自動売買のロジック等をご提案していければと思っております。
また各種オンラインセミナーを実施中です!トライオートの運用方法を学びたいお客様はぜひご参加をお待ちしております。
インヴァスト証券をどうぞよろしくお願いいたします。