【FXセレクト】ルールの見直し 2024年12月ロジック更新
2024年12月7日(土)より、セレクトのFXルール「コアレンジャー」「ハーフ」の設定値を変更します。なおハイブリッドは分散、マルチ戦略はマルチアセットへ名称を変更致します。
見直しの背景
セレクト「コアレンジャー」は今年6月の見直しから約半年、また「ハーフ」は2022年12月以来の見直しとなります。
今年、日本では日銀総裁の交代と利上げへの政策転換が行われました。また世界各国でも金融政策の転換、米国ではトランプ氏の米大統領再選など多くのイベントがありました。
(インヴァスト証券作成)
2024年1月から2024年10月まで通貨ペアごとの自動売買収益ランキングを見ると、対円通貨ペアが今年の前半は上位に絡むことが多かったことが分かります。しかし7月を境に上位に入る数が減少傾向となりました。それだけ対円通貨ペアの自動売買にとっては難しい市場環境だったといえます。そのため、今回は対円通貨ペアのコアレンジャーとハーフでは採用しておりません。
設定値の考え方
「2022年11月から2024年10月末」の相場を参考に設定値を決めています。また通貨ペアによっては直近の高値・安値更新を加味し、さらに過去の相場変動を参考にしているものもあります。
コアレンジャー設定
(出所:インヴァスト証券作成)
ハーフ設定
(出所:インヴァスト証券作成)
いくつかの通貨ペアがどのように変更されるかいくつかの通貨ペアをピックアップして、具体的にご説明します。
米ドル/スイスフラン コアレンジャー
(インヴァスト証券作成)
直近2年間の価格推移から全体のレンジを引き下げています。変更後のレンジでは、高値を過去何回も到達している1.020の価格としています。一方で安値は現在の価格も過去最安値の水準に近づいていることから、変更前よりもレンジを引き下げた0.820としています。ハーフも同様にレンジを引き下げた内容となっています。
(インヴァスト証券作成)
ユーロ/英ポンド コアレンジャー
(インヴァスト証券作成)
直近2年間の価格推移から全体のレンジを引き下げています。ユーロはドイツ国内の政治不安、ロシアウクライナ問題などのリスク要因を抱えており、さらにECB(欧州中央銀行)が利下げを進めていることため、レンジを引き下げています。高値は過去2年間の高値0.930とし、安値は2012年と2016年に到達した0.780としています。
(インヴァスト証券作成)
分散とマルチアセット
コアレンジャーとハーフの見直しに伴い、分散とマルチアセットも組み合わせを変更いたします。異なるアセットで自動売買を行うことで、リスク分散を目的としています。
分散(※ハイブリッド)の設定
(出所:インヴァスト証券作成)
マルチアセット(※マルチ戦略)の設定
(出所:インヴァスト証券作成)
おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今後も相場状況等を鑑み、さまざまな投資方法や自動売買のロジック等をご提案してまいります。
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インヴァスト証券をどうぞよろしくお願いいたします。