欧米市場の戦略

■アジア市場サマリー
日経平均 22008.45 +268.67 +1.24%
TOPIX 1771.05 +17.15 +0.98%

■現況のセンチメント
リスクオン(VIX指数11.11)

■市場のテーマ
主要国の株価動向
米長期金利の動向
原油相場の動向
米金融政策への思惑
次期FRB議長への思惑
トランプ大統領の政策への思惑
北朝鮮リスク

■本日の材料
21:30 (米)第3四半期GDP【速報値】
   (米)個人消費【速報値】
   (米)GDPデフレーター
   (米)コア・PCEデフレーター
23:00 (米)ミシガン大消費者信頼感指数【確報値】

■今夜の売買戦略(ドル円)
 米GDPで勝負

昨夜のECB理事会では、資産買入れ額を現状の600億ユーロ
から300億ユーロに減額し、来年9月までの延長する事
が決定されました。内容はほぼ市場予想通りとなり
ましたが、ドラギECB総裁が「これはテーパリングでは
ない」と強調した事から、会見後はユーロが売られる
展開となり、ユーロ円は134円台前半の水準から、一時
132.50台まで下落しました。
その一方で、ドル円は米長期金利の上昇に伴い、
じり高推移となり、NY午後には114円台を回復しました。
本日の東京市場では、日経平均が200円超えの大幅高
となり、ドル円は朝方から下値を切り上げながら、
113.30手前まで上値を拡大しました。
足元のドル円は今年5月と7月の高値114.40台に接近して
おります。欧州の主要株価指数も現在のところ堅調に
推移しており、このまま上値を拡大しそうな雰囲気では
ありますが・・・今夜は米3QGDP速報値の発表が控えて
いる為、約半年振りの高値更新は一先ずお預けとなるかも
しれません。
GDP速報値の市場予想は+2.6%です。強い結果となれば
114円台半ばを突破し、115円台が視野に入ってくるでしょうか。
今夜の欧米市場は、米GDPに的を絞り勝負します。
113円台半ば~115円前後の値幅を想定しておきます。

現在のレート
 ドル円:114.13