欧米市場の戦略

■アジア市場サマリー
日経平均 19738.71 -257.30 -1.29%
TOPIX 1617.90 -17.42 -1.07%

■現況のセンチメント
ややリスクオフ(VIX指数10.96)

■市場のテーマ
北朝鮮の地政学リスク
米長期金利の動向
主要国の株価動向
トランプ政権の政策への思惑
原油相場の動向
米政治リスク

■今夜の材料
21:30 (米)第2四半期非農業部門労働生産性
   (米)単位労働費用
   (加)住宅建設許可
23:30 (米)原油在庫
02:00 (米)10年債入札

■今夜の売買戦略(ドル円)
 北朝鮮問題の行方に注目

昨夜のドル円は、NY時間で米求人労働移動調査が強い結果となり、
ドル円は一時110.80台まで上昇。しかし、NY午後に入り
トランプ大統領が北朝鮮の威嚇に対して「炎と激怒で対抗」と
強く牽制した事から地政学リスクが意識され、ドル円は110円台前半
まで反落しました。
トランプ大統領の牽制に対し、北朝鮮がグアムへの攻撃を慎重に
検討しているとの報道が伝わった事や、日経平均の大幅安を受け、
本日の東京市場でドル円は、一時109.70台まで下げ幅を拡大しました。
北朝鮮を巡る地政学リスクが再び高まっております。事の成り行き次第
では、更なるリスクオフの拡大を招きかねないので、各情報ベンダーの
ヘッドラインを注視したいと思います。
今夜のドル円は地政学リスクを意識した神経質な展開が想定される為、
慎重な取引を心掛けた方が良さそうです。109円台前半~110円台前半
の値幅を想定し、目先は戻り売り主体の取引で勝負します。

現在のレート
 ドル円:109.95