欧米市場の戦略

■アジア市場サマリー
日経平均 20055.89 +103.56 +0.52%
TOPIX 1639.27 +7.82 +0.48%

■現況のセンチメント
中立(VIX指数10.03)

■市場のテーマ
米長期金利の動向
主要国の株価動向
トランプ政権の政策への思惑
原油相場の動向
米政治リスク

■今夜の材料
00:45 (米)ブラード・セントルイス連銀総裁の講演
02:25 (米)カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁の講演

■今夜の売買戦略(ドル円)
 レンジか? 

先週末発表された米雇用統計は、NFPが20.9万人(予想:18.0万人)と
市場予想を上回り(平均時給は+0.3%と予想通り)、ドル円は
この結果を好感し一時111円台を回復。コーンNEC委員長による税制改革に
前向きな発言もドル買いを後押ししました。
上昇一服後は徐々に上げ幅を縮小し、NY終盤で一時110.50台まで
下落する場面が見られました。
本日の東京市場では、ドル円は殆んど動意の無い商状となり、
110.60-70間で小動きに終始しました。
米雇用統計はそこそこ良い結果となりました。発表前のドル安の流れ
に一旦歯止めをかける形となった為、ドルストレートは目先方向感
の乏しい膠着状態を強いられるかもしれません。
ただ、円安・ドル安の狭間で身動きが取れなくなっていたドル円は、
一旦ドル安のタガが外れた事で、短期的には底堅い動きとなるで
しょうか。
今夜のドル円は110円台前半~111円前半の値幅を想定。手掛かり乏しい
事から、NY市場の動向を睨んで短期値幅取りに徹したいと思います。

現在のレート
 ドル円:110.75