テクニカルアナリストが詳しく解説! RSIの正しい使い方!

パソコンやインターネットの普及で証券会社やFX会社のチャートソフトを使えば、どなたでも無料で何十種類もあるテクニカル指標が簡単に利用できる時代になりました。

でも、それだけ種類が豊富だと最初はどのテクニカル指標を使ったらいいのか迷ってしまいますよね?

テクニカル指標は大きく次の3つのジャンルに分けられます。

1つ目は相場の方向性を把握するトレンド系と呼ばれるもので、代表的なものは「移動平均線」や「ボリンジャーバンド」などです。

 >>誰でも簡単!株やFXで移動平均線をどう使う?見方と売買サイン3つ

2つ目は相場の勢いを把握するオシレータ系・モメンタム系と呼ばれるもので、代表的なものは「RSI(相対力指数)」「ストキャスティクス」などです。

 >>チャート分析のススメ④ ~あのボリンジャーも絶賛! ストキャスティクス~

3つ目は相場の取引状況を把握する出来高系と呼ばれるもので、代表的なものは「出来高」や「売買代金」です。

そこで今回は相場の勢いを把握するオシレータ系・モメンタム系の中でも人気の高い「RSI(相対力指数)」について、その意味合いについて解説し見方や使い方、更にちょっとした裏技についてもご紹介いたします。

RSIに代表されるオシレータ系のテクニカル指標は、トレンド系の「移動平均線」などと組み合わせて利用することで売買判断の確度を高めることができます。

色々なサイトでRSIについての解説があるかと思いますが、意外と本当の意味合いを知らずに一面的な使い方を解説しているものも目立ちます。

是非、RSIの本当の意味や使い方を覚えて、分析やお取引にお役立てください。

1. RSI (Relative Strength Index)とは

1-1 RSI(Relative Strength Index) はオシレータ系指標

RSI(Relative Strength Index)は日本語で「相対力指数」とも呼ばれ、相場のモメンタム(=勢い)を把握するテクニカル指標です。

下のチャートは上段が「SPDR® S&P 500® ETF(ティッカー:SPY)」の日足チャート、下段がRSI(14)です。

RSIは相場のモメンタム(=勢い)を把握する指標で、振り子のように0%から100%という決まった範囲を上下するため、オシレータ系指標とも呼ばれます。

テクニカル指標の中でもRSIはプロアマ問わず人気が高くチャート分析に利用されています。

1-2 RSIの考案者はみんなと同じ個人投資家

RSIは米国の自動車・航空技術者を経て、不動産業を営むJ.Welles ワイルダーという人が考案、1978年に発表された「New Concepts in Technical Trading Systems」という書籍の中で紹介されたテクニカル指標の1つになります。

この書籍は2002年に日本語に翻訳され「ワイルダーのテクニカル分析入門――オシレーターの売買シグナルによるトレード実践法」というタイトルで出版されています。

ちなみにこの書籍ではRSI以外にパラボリックSaR・DMI・ADX・PIVOTなどワイルダー考案のテクニカル指標が複数紹介されており、これら殆どのテクニカル指標が多くの証券会社のチャートツールで利用可能です。

1-3 RSIの一般的な使われ方と売買手法

RSIは特に相場が横ばいトレンドで上手く機能する指標として知られています。

RSIは一般的に70%を上回ったら相場は買われすぎ、30%を下回ったら相場は売られすぎと判断します。

下のチャートは上段が「TOPIX連動型上場投資信託(銘柄コード:1306)」の日足チャートで、下段がRSI(14)です。

このようにRSIは一般的に100%に近づくほど買われすぎ、0%に近づくほど売られすぎというように利用されています。

なお、この場合、売買サイン次のようになります。

 買いサイン RSIが30%を上回るタイミング

 売りサイン RSIが70%を下回るタイミング

【RSIを利用した取引の一般的なイメージ】

上のチャートは「TOPIX連動型上場投資信託(銘柄コード:1306)」です。

RSI(14)が30%を上回る水準で買い、70%を下回る水準で売りとした場合ですが、相場の上昇下落のタイミングにマッチしていることがわかりますよね。

Topic 株価指数連動型のETFでRSIを利用する場合のテクニック

ちなみに、この買われすぎや売られすぎの水準は対象銘柄やRSIの算出期間などで変化させるようにしましょう。

特に株価指数に連動したETFの場合は、個別株に比べるとその性質上、ゆるやかになりやすいといった特性があります。(ボラティリティが低くなりやすいということ)

※株価指数は値上がり銘柄・値下がり銘柄を含む複数の株価の平均値となることで値動きがマイルドになりやすい

そのため株価指数連動型のETFでRSIを利用する場合は、買われすぎの水準を70%ではなく65%から60%、売られすぎの水準を30%ではなく35%から40%程度にして利用するのも1つです。

【日経225連動型上場投資信託の日足チャートとRSI(14)】

上のチャートは「日経225連動型上場投資信託(銘柄コード:1321)」の日足チャートの下にRSI(14)を表示したものですが、RSI(14)は70%を上回ることも30%を下回ることも無く推移しています。

こういった際に、買われすぎの水準を引き下げ、売らすぎの水準を引き上げることで相場の過熱感を計るということです。

1-4 RSIの一般的な使い方のまとめと注意点

さて、ここまでRSIの一般的な使い方をお伝えしました。

RSIが100%に近づくほど買われすぎ、RSIが0%に近づくほど売られすぎと捉えて売買する方法は、多くの投資家が利用されていらっしゃると思います。

確かにレンジ相場(トレンドレス)が永遠に続くのであれば、この使い方は有効です。

しかし、相場が動意づいて強いトレンド相場になると、この使い方は機能しづらくなります。

【資本財セレクト・セクター SPDR®ファンド(ティッカー:XLI)とRSI(14)】

上のチャートは資本財セレクト・セクター SPDR®ファンド(ティッカー:XLI)の日足チャートの下段にRSI(14)を表示したものになりますが、買われすぎの70%を下回ったあとも相場は上昇しています。

このように強いトレンド相場となる場合、ここまでお伝えした使い方は機能しづらいということです。

RSIの一般的な使い方は間違っている?

それではRSIはトレンド相場では使えないのかというと、実はトレンド相場でも使えるんです。

もちろん、上でお伝えした「一般的」な使い方も「間違っている」わけではありません。

ただ、この使い方はRSIの「基本的な部分」「本当の意味合い」をすっ飛ばして理解せず、表面的な部分だけを利用した使い方なんです。

そこで次にRSIの意味を解説し、RSIの正しい見方・使い方について解説します。

2. RSIの正しい使い方

それでは、まずRSIの正しい見方から解説します。

RSIは相場の勢いを捉えるテクニカル指標で、具体的にはRSIが50%を境に上側なら相場が上昇、下側なら相場が下降と読み取り、RSIが50%を境に0%に近いほど相場の下落スピードが速く、100%に近いほど相場の上昇スピードが速いと読み取というのが正しい見方になります。

【RSIの本当の見方のイメージ】

「え!?買われすぎや売られすぎと違うの?」と思われるかもしれませんが、これが本当のRSIの姿になります。

それでは、実際にそうなのかどうかを見ていきましょう!

2-1 RSIは相場の勢いを示している

RSIは一定期間の相場の「勢い」を示しています。

RSIの計算式は、過去一定期間(通常日足なら14日間)の前日比の値幅に対する前日比上昇値幅の比率を示しています。(※計算式はまとめに追記)

例えば、過去一定期間の前日比の値幅を全部合計すると60で前日比プラスだけを合計すると30ならRSIは50%、前日比の値幅の合計が80で前日比プラスだけを合計すると60なら75%、前日比の値幅の合計が50で前日比プラスの合計が20なら40%という具合です。

前日比プラスを「買いの勢い」、前日比マイナスを「売りの勢い」と言い換えれば、RSIが50%で売買が均衡していて、50%より上側で買いの勢いが強く、50%より下側で売りの勢いが強いということです。

更に、50%を境に70%や80%と高くなるほど上昇の勢いは強く、逆に30%や20%と低くなるほど下落の勢いが強いということです。

文章ではわかりにくいですよね。

下の図は、上段が相場の動きで下段がそれに対するRSI(14)をシミュレートしたものです。

なお、上段の相場の推移は4つの期間(A)から(D)までを以下に示した値動きで推移したケースになります。

(A)前日比プラス100、前日比マイナス60、前日比プラス100、前日比マイナス60・・・

(B)前日比プラス100、前日比マイナス30、前日比プラス100、前日比マイナス30・・・

(C)相場が反転して前日比マイナス100、前日比プラス60、前日比マイナス100・・・

(D)前日比マイナス100、前日比プラス30、前日比マイナス100、前日比プラス30・・・

【相場の推移とRSIをシミュレートしたチャート】

相場が一定の速度で上昇している期間(A)で、RSI(14)はずっと62.5%で推移する。

その後、相場の上げ方が急になる期間(B)でRSI(14)は上昇し76.9%で推移する。

相場が反転して期間(C)に入るとRSI(14)は下落し37.5%で推移する。

下げ方が急になる期間(D)に入るとRSI(14)は更に下落し23.1%で推移する。

もちろん、実際の相場は、上でシミュレートしたような単純な値動きではありません。

でも、上記のイメージ図でRSIが50%を境に上側か下側かで相場の方向性を、RSIの水準で計算期間の相場の勢い(=スピードと言い換えてもいいかもしれません)を示しているということはわかりますよね。

2-2 RSIの正しい使い方 まとめ

RSIの正しい見方がわかったところで、次はRSIの正しい使い方です。

ここまでの解説でイメージが付くと思いますが、RSIが50%を上回ったら買い、下回ったら売りというように使います。

【TOPIX連動型上場投資信託の日足とRSI(14)】

上のチャートは冒頭でも掲載した「TOPIX連動型上場投資信託(銘柄コード:1321)」とRSI(14)で、今度はRSI(14)が50%のラインを交差するタイミングでの売買を示したものです。

この売買では取引のタイミングが若干遅くなるというデメリットがあります。

特にRSIが0%や100%に近づいて、その後50%のラインから交差する場合では、天井圏や底値圏での売買タイミングを逸しているという点は否めません。

しかしどんなことでも基本が大切です。

冒頭でお伝えした「一般的なRSIの売買サイン」を使う場合であっても、それは「今後RSIが50%を交差するかどうかを予想している」ということを頭の片隅にいれて利用しましょう。

買われすぎ、売られすぎの売買サインとは、RSIが0%から100%の間を振り子のように動く性質から今後50%ラインを交差するだろうと予測しているということです。

言い換えれば、買われすぎであっても今後RSIが50%より上側で推移するのなら売ってはいけませんし、売られすぎでも50%より下で推移するなら買ってはいけません。

3. RSIだけ見ていてはダメ!相場のトレンドを確認してRSIを使おう!

RSIの意味合いは上でお伝えしたとおりです。

でも実際に取引をする上でRSIは、チャート全体を見る上での1つの指標にすぎません。

車を運転する場合でも前方だけ見ていればいいかというとそうではなく、スピードメーターなどのメーター類、バックミラー、サイドミラー、カーナビなど、色々なツールをこまめにチェックします。

どれか1つだけしか見ていないなんてことは無いですよね?

相場も車の運転と同じで、相場動向だけ、ましてやRSIだけを見ていればいいというわけではありません。

相場動向 = ローソク足やバーチャートなど

相場のトレンド = 移動平均線やボリンジャーバンドなど

相場の勢い = RSIやストキャスティクスなど

相場の活況度合い = 出来高、売買代金など

これらを適宜チェックして、上手く活用していく必要があります。

一番大切なことは相場のトレンドを確認してRSIを使いこなすということです。

相場のトレンドについては移動平均線などのトレンド系のテクニカル指標を使って確認しましょう。

 >>誰でも簡単!株やFXで移動平均線をどう使う?見方と売買サイン3つ

3-1 相場がトレンドレスの場合

相場がトレンドレスの場合はRSIの反転タイミングを確認します。

トレンドレスモードのRSIの使い方

具体的には70%を下回ったら売り、30%を上回ったら買いという、冒頭の一般的な利用方法です。

ただし、一概に70%や30%というわけではなく、取引する銘柄やRSIの算出期間などで、買われすぎ、売られすぎの水準は自分で決めましょう。

取引する銘柄の過去の推移を確認してRSIが40%から60%付近で反転しているといえるのなら、40%や60%を買われすぎ、売られすぎの水準に設定しましょう。

トレンドレスモード時の注意点はトレンド相場への変化!

トレンドレス相場では、特に損切りが重要です。

なぜならトレンドレス相場がトレンド相場になると大きな値動きになりやすいからです。

トレンドレス(レンジ相場)時には相場のボラティリティ(変動幅・変動率)は低くなっていることが多く、そのため売買益は小さくなりやすいという特徴がありますが、トレンドレス相場の期間が長いほど(売りと買いが煮詰まってその価格帯での圧力が高いと考えられるため)、何かしらの材料によってトレンドレスから一転トレンド相場となってしまうと、相場は一方向に大きく変動する可能性があります。

【レンジ相場後にトレンド相場となるイメージ】

このような相場のケースではレンジ相場時にコツコツ利食いをおこなっていてもトレンド発生時に迅速な損切りができないとそれまでの利益を全て吐き出してしまうような痛手を受けることがあります。

また、大きな利益を上げるチャンスがトレンド相場ですがその機会を逸してしまうこともあります。

したがって、例えば30%や70%を売られすぎ、買われすぎとするのであれば、基本的には次のような考え方で損切りをしっかりおこなっていく必要があります。

・RSIが30%を上回ったら買い、30%を下回ったら損切り

・RSIが70%を下回ったら売り、70%を上回ったら損切り

損切りを意識しながら、利益を積み上げるようにしましょう。

更に、トレンド相場だと確認ができるのであれば、RSIの使い方をトレンドレスモードからトレンド相場モードに切り替えて使いましょう。

3-2 相場がトレンド形成中の場合(上昇トレンド・下降トレンド)

相場がトレンドを形成中の場合、RSIが100%に近い水準や0%に近い水準で推移してしまい、過熱感を利用した売買が機能しないケースが多くなります。

50%より上なら買い、下なら売りというRSIの基本に立ち返り利用するようにしましょう。

トレンド相場モードのRSIの使い方

 上昇トレンド時

  RSIが50%を上回ったら買いRSIが50%を下回ったら決済

 下降トレンド時

  RSIが50%を下回ったら売りRSIが50%を上回ったら決済

ただし、この売買ルールは前述のとおり、やや遅めの売買判断となります。

次に、RSIの売買タイミングを早めに察知する、応用技についてお伝えいたします。

4. RSIの応用 RSIのトレンドを確認する

具体的には

 相場が上昇トレンド時

  RSIが(50%より下側で)上昇トレンドなら買い

 相場が下降トレンド時

  RSIが(50%より上側で)下降トレンドなら売り

RSIは50%を中心に上側なら買いで下側なら売りですが、RSIが今後50%ラインを交差すると予想できるのであれば、その前に売買が可能だという考え方です。

そこで、RSIのトレンドを確認するというワケです。

※もちろん、RSIが50%より上側で上昇トレンドなら買いですし、50%より下側で下降トレンドなら売りになります。

次にRSIのトレンドの確認方法についてお伝えします。

4-1 RSIのトレンドを確認する方法 3つ

具体的にRSIのトレンドを把握するには主に3つの方法があります。

・RSIに移動平均を引いてしまうという方法 ← 一番おススメ

 ※最近のチャートではRSIの移動平均線を表示できるものもあります

・RSIにトレンドラインを引くという方法

 ※価格にトレンドラインを引くようにRSIにトレンドラインを引いて利用します

・短期と長期のRSIを利用する方法

 ※一般的にRSIを2本以上表示できるチャートツールは多いです

【RSIにRSIの移動平均を表示したケース】

上の図はユーロ/豪ドルの日足チャートです。下段の赤いラインがRSI(14)で、青いラインがRSIを5日間で移動平均したものです。

上段の移動平均線が下向きとなっているため、相場は下降トレンドと判断できます。

したがって、売りポジションを保有していくのが有効だと考えられます。

売買のタイミングは、「RSI」が「RSIの移動平均線」を下回るタイミングで売り上回るタイミングで買い戻すといった具合です。

【RSIにトレンドラインを引いたケース】

移動平均線とトレンドラインは、どちらもトレンドを把握するツールです。

したがって、RSI自体にトレンドラインを引いてしまうという方法もあります。

売買のタイミングは、「RSI」が「RSIのトレンドライン」を下回るタイミングで売り、上回るタイミングで買うといった具合です。

【長期と短期のRSIを表示したケース】

RSIに移動平均線が引けない、トレンドラインが引けないというツールでも、2本以上のRSIを表示できるというチャートツールは多いです。

その場合には、少し長めのRSIを同時に表示してみましょう。

売買のタイミングは「RSI(短期)」が「RSI(長期)」を下回るタイミングで売り、上回るタイミングで買うといった具合です。

5. RSIの計算期間について

RSIの計算期間(パラメータとも言います)は14期間が一般的です。

計算期間の変更は可能ですが、初心者はあまり触る必要は無いと思います。

なぜなら期間を短くし過ぎるとRSIの感度が高くなり過ぎて、直ぐに0%や100%に振れてしまいますし、長くし過ぎるとRSIは殆ど50%の上下でしか推移せず、しかもその反応が遅くなり、どちらにても使えない指標になってしまうからです。

RSIに慣れていらっしゃる方は、計算期間を変更してもいいと思いますが、極端に短くしたり、極端に長くしたりするのはおススメできません。

ちょうどいい計算期間を探ってから利用するようにしましょう。

6 RSIのまとめ

RSIは一定期間の変化率から相場の勢いを計算したもので、50%より高ければ買い、50%より低ければ売りの勢いを示していて、トレンド相場かトレンドレスかで使い方が変わります。

ここでは、トレンドレスかトレンド相場かでRSIの考え方を利用したベーシックな使え方をお伝えしましたが、海外のあるテクニカルアナリストの論文の中では、上昇トレンド時は40%以下で売られすぎ80%以上で買われすぎ、また、下降トレンド時は20%以下で売られすぎ60%以上で買われすぎというように使い分ける方法も検証され、有効な結果が出ているという報告もあります。

RSIは単に売られすぎ・買われすぎと判断するのではなく、相場にトレンドが出ているのか、トレンドレスかをしっかりと確認してから使い方を切り替えるようにしましょう。

最後に、上述のとおり考案者のワイルダーは当初からテクニカルアナリストとして活躍していた金融関係者だったのかというとそうではなく、不動産業を営むかたわら主にコモディティ(商品先物取引)を中心に取引していたみなさんと同じ個人投資家です。

もしかしたら、みなさんの中からも自分の考案した分析手法が金融関係者や投資家に広く使われるなんていう第2のワイルダーが現れるかもしれませんね。

もう一点。

投資家の方から「この銘柄のRSIの数値がA社とB社のチャートで微妙に違うんだけど・・・・」というご質問があります。

実は、RSIの計算方法にはワイルダーが考案したオリジナルの計算式と、それを簡便化したカトラーの計算式の2種類があるんです。

ただし、カトラーの計算式もオリジナルの考え方を踏襲したものですので、指標の動きが全く異なるというものではありませんのでご安心を。

【ワイルダーとカトラーの計算式】