初心者がFXで利益を出すコツ6つ|注意点や人生が終わった人の特徴も紹介

FXで人生が終わったという話を聞くと、やっぱりFXは怖いと感じる人もいるでしょう。しかしそのような人は、FXで失敗しやすいトレードをしている傾向があります。逆にコツを押さえたトレードをすれば、FXは初心者でも利益を狙えます。この記事では、FXで人生が終わった人の取引の特徴や、初心者がFXで利益を出すコツや注意点について解説しています。

FXで人生終わった人の取引の特徴

FXについて調べていると、「FXで人生が終わった人」の体験談などを見かけるかもしれません。それらの内容を見てみると、FXで人生が終わった人は、以下のような取引をしているという特徴があります。

  • 損切りラインを決めていない・守らない
  • 闇雲に売買をする
  • ハイレバレッジでの取引

逆に、ここで挙げたような取引手法を避ければ、FXのリスクを抑えられます。

初心者がFXで利益を出すコツ

初心者が利益を出すには、以下の点を心がけ、闇雲な取引は避けましょう。

  • 損切りルールを守る
  • 常にポジションを持とうとしない
  • スプレッドの狭い業者を選ぶ
  • いきなりハイレバレッジで取引しない
  • 分析力を高める
  • トレードの振り返りを行う

初心者がFXで利益を出すコツについて、詳しく解説します。

損切りルールを守る

損切りとは、損失を覚悟でポジションを決済することです。FXはトレードの勝率を100%にすることはできません。しかし利益を最大化するには、自身の想定とは反対方向に為替レートが動いたときの損失を、極力抑えることも大切です。

また含み損が生じているポジションを保有していると、その分だけ他のポジションを持つために必要な証拠金が制限されてしまいます。

損切りは「いつか上がるかもしれない」「損失を確定させたくない」といった心理から、先送りにしてしまいがちです。損切りが遅れると、損失がさらに拡大する可能性があります。だからといってあまり細かく損切りしすぎても、損失が積み重なってしまいます。

そのため損切りはルールを設定し、設定した損切りルールを守った売買をすることがポイントです。

損切りルールの一例として、次のようなものがあります。

  • ポジションの含み損が1万円になった
  • 想定外の方向に100pips変動した
  • テクニカル指標を活用する

常にポジションを持とうとしない

常にポジションを持っていなければ気が済まないことを、ポジポジ病と言います。

FXは常に売り時、買い時があるわけではなく、利益を狙いにくい局面もあります。しかしポジポジ病の人は「早くトレードの損失を取り返したい」「今下がっているからそろそろ上がるはずだ」など、さまざまな理由から、常にポジションを持ちたがります。

このように感情に流されたトレードを積み重ねても勝率が上がらないため、利益を出すのは難しいでしょう。

投資には「待つのも相場」という格言があります。

FXではテクニカル指標などをもとに、売りサイン買いサインの条件が出そろったときだけ売買をしてポジションを持つようにしましょう。条件が揃わないうちは我慢して相場を客観的に眺めることも必要です。

スプレッドの狭い業者を選ぶ

FXにおけるスプレッドとは売値(Bid)と買値(Ask)の価格差のことです。仮に米ドル/円で、売値130.568円、買値130.570のであれば、スプレッドは0.002円つまり0.2銭となります。

FXで利益を狙いたいときは、スプレッドが狭い業者を選びましょう。

例えば為替レートが売値130.568円、買値130.570円の場合、1ドル購入するのに130.570円が必要です。しかし仮に1ドルを購入しても、売値が130.568円のうちに売却してしまうと0.002円の損失となってしまいます。

買値130.570円で1ドルを購入した場合、売値が130.571円まで円安方向に進まなければ利益になりません。つまりスプレッドは、FXにおける実質的な取引コストと言えるでしょう。

スプレッドは狭いほうが取引コストが安いため利益を出しやすく、広ければ取引コストが高く利益を狙いにくいということになります。

スプレッドは通貨ペアごと、FX業者ごとに異なっており、FX会社の公式サイトに掲載されています。

いきなりハイレバレッジで取引しない

レバレッジには「てこ」という意味がありますが、FXにおけるレバレッジとは少ない証拠金で、大きな取引ができる仕組みのことを言います。

例えばレバレッジが1倍で1米ドル130円のとき、米ドルを1,000通貨購入するには13万円の証拠金が必要ですが、レバレッジ25倍にすると5,200円で1,000通貨を購入できます。

このケースで仮に1円円高になった場合、損失はレバレッジ1倍のときも25倍のときも1,000円です。しかしレバレッジ1倍の場合、証拠金13万円に対して1,000円の損失であるのに対し、25倍の場合、5,200円に対して1,000円の損失が発生していることになります。

このようにレバレッジを高くすると、相対的にリスクが大きくなるため注意が必要です。

高いレバレッジのことを「ハイレバレッジ」と言いますが、トレードの勝率が低いうちは、いきなりハイレバレッジで取引をするのは避け、高くても5倍程度にとどめましょう。

分析力を高める

分析をせずに売買すると、無駄なトレードが増えてしまいがちになり、損失を積み重ねてしまう可能性があります。また分析をしない闇雲にトレードは、明確な売りサイン・買いサインといった指標がないことから感情が入ってしまい、損切りが遅れがちになります。

初心者がFXで利益を出すには、分析力を高めることが大切です。分析力を高めるには、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析を活用します。しかしテクニカル分析は多くのテクニカル指標や分析方法があるうえ、ファンダメンタルズ分析も多くの経済指標や要人発言などがあることから、すべてをすぐに身に着けるのは難しいでしょう。

トレード始めても学習は継続し、分析の幅や精度を高めていくことが大切です。

トレードの振り返りを行う

FXで利益を出すには、トレードの振り返りを行うことが大切です。

振り返りを行うときに押さえておきたいポイントの一例として、以下のものが挙げられます。

  • 売買したときの為替レート
  • 売買した日時
  • 売買した通貨ペア
  • 売買した日前後3日間にあった重要な経済指標
  • 売買をした理由、そのときの心境など

どれだけ深く分析をしてトレードをしても、大切な為替変動要因を見落としていたり、ダマしに遭ったりして失敗することはあり得ます。逆に分析をした結果、思い通りのトレードができることもあるでしょう。

トレードの振り返りをすることで分析の精度がさらに高まり、失敗トレードの減少につながります。一方、成功トレードがいつまでも通用するとは限りません。振り返りをしていれば、早めにその兆候を察知して相場環境の変化に適応できるようになります。

FX初心者には自動売買ツールの活用がおすすめ

FX初心者はFX自動売買ツールの活用もおすすめです。

FX自動売買とは、事前にトレードルールを設定しておけば、そのルールに基づいて自動的・継続的に売買を繰り返すツールを指します。FX自動売買はトレードルールに基づいて機械的に売買を行うため、ついトレードに感情が入ってしまい、損切りや利益確定が遅れてしまいがちなFX初心者は、活用してみましょう。

またFX自動売買は自身が仕事をしている間や寝ている間も、機会があればトレードをしてくれるため、普段忙しくてFXに時間を割くことができない人にもおすすめです。

FX自動売買は主に、トレードルールを一から設定するタイプと、あらかじめ用意されたトレードルールの中から選んで運用するタイプがあります。

初心者がFXの取引をする際の注意点

初心者はトレードの勝率が低いことが多いため、「少額取引」「余剰資金での取引」を心がけることが大切です。初心者がFXの取引をする際の注意点について、詳しく解説します。

少額から取引を始める

FXは取引量が多いほど、為替レートが値動きしたときの損益が相対的に多くなります。

例えばレバレッジ1倍、米ドル円で1ドル130円のときに1,000通貨分を購入するためには、13万円の証拠金が必要です。また1万通貨で取引をするのであれば、130万円が必要になります。

仮に上記のケースで1円円高になった場合、1,000通貨であれば1,000円の損失ですが、1万通貨なら損失額は1万円です。一度に大きな損失を出してしまうと、急速に資金が枯渇して、多くのトレード経験を積めないままFXを撤退せざるを得なくなるかもしれません。

トレードの勝率がまだ低いうちは取引量を大きくせず、少額から取引を始めましょう。

余剰資金で取引する

余剰資金とは毎月の手取り収入のうち、当面使う予定がないお金のことを指します。例えば、家賃など余剰資金ではないお金でFX投資をして仮に損失を出してしまうと、家賃が支払えなくなってしまいます。

また家賃の支払日までに何とか損失を取り返そうと感情的になり、闇雲なトレードでさらに損失を拡大させてしまうおそれもあります。

FXはリスクがある投資です。余剰資金で取引をするよう心がけてください。

まとめ

FXで人生終わったという人は、損切りラインを明確にしていない、あるいは守らない・闇雲に売買をしている・高レバレッジで取引をしているといった特徴があります。初心者がFXで利益を出すために、今回紹介したコツを押さえたトレードを心がけてください。

どうしてもトレードに感情が入ってしまうときは、FX自動売買の活用がおすすめです。インヴァスト証券の「トライオートFX」は、あらかじめ用意されたトレードルールの中から選ぶこともできるため、初心者でも自動売買FXが始められます。

また「マイメイト」はエージェントというキャラクターが、FX自動売買をしてくれる仕組みです。マイメイトはあらかじめ用意されたエージェントの中から、自身のリスク・リターンに合ったものが選べます。複数のエージェントを組み合わせて、分散投資ができるファンド機能もあります。

投資初心者は、インヴァスト証券の自動売買の活用もご検討ください。