【英国総選挙】事前予想を裏切る野党勝利が懸念

◆英国総選挙のヘッドラインに注意

2019年12月10日に、英国の調査会社ユーガブが
「英国総選挙において、保守党が今般の選挙において単独過半数の議席を確保する見込み」との予測を発表しました。

・ジョンソン首相率いる保守党が勝利する場合、英国は2020年1月にEUから離脱する見込みが立ちます。

・労働党や自由民主党などの野党が勝利する場合、EU離脱に関して再度の国民投票を実施する可能性もあり、ブレグジットは更に混迷を深めることとなりそうです。

◆相場の方向感

GBPは既に保守党の勝利を織り込み、強含んでいる様子も伺えます。

・保守党勝利の場合は、GBPは買われて上目線、もしくは織り込み済みで動きなし。というシナリオが考えられます。

・万が一、どんでん返しで保守党が敗北となれば、市場の失望感からGBPが大きく売られる可能性もあります。

◆GBP/JPY(2019年12月12日 12時前後)

◆EUR/GBP(2019年12月12日 12時前後)

◆タイムライン

2019年12月12日の日本時間16時より選挙が開始します。
日本時間で日を跨いだ時刻以降は、民間の調査会社による投票結果予測の発表が相場を動かすことも予想されます。

特に注意が必要なのは、日本時間2019年12月13日の7時前後です
投票が締め切られた後から、選挙の出口調査が順次発表され、その状況によって大きくGBP相場が大きく変動する可能性があります。

今日から明日にかけては英国関連のヘッドラインにご注意ください。