昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、FOMC議事録を控えて、ドルの買い戻しも、結果を受けて、ドル売りが優勢で終了した。米4月中古住宅販売件数が市場予想を下回ったが、供給不足で価格の上昇も見て取れることから悪影響は出ていない。また、FOMC議事録では、バランス・シートの縮小に関して具体的な論議がされており、これは強気も、一部インフレなど現状のデータに対する慎重な見方を材料に、ドルに利食いが強まった。
 ドル円は112.13の高値から111.48まで下落、ユーロドルは1.1169から1.1220まで反発、ポンドドルも1.3000から1.2927まで下落後反転的となった。
 クロス円では、ユーロ円が124.90から125.41まで反発後このレンジで推移、ポンド円は145.41から144.50まで下落、オージー円が83.73、NZD円が78.73まで反発、カナダ円は、加中銀の声明が若干タカ派だったことや週間原油在庫の大幅な取り崩しを受けて83.41まで買い戻された。