昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、ドル買いが優勢となった。米経済指標としては、米3月マークイットPMI、米4月新築住宅販売件数や5月リッチモンド連銀製造業指数が弱い内容となったが、影響は限定された。また、予算教書に関して、ムニューシン米財務長官が「税制改革、8月には間に合わず」と発言したが、織り込みの範囲に終わった。
 ドル円は、110.97を安値に、米長期金利の上昇を受けて111.86まで上昇、ユーロドルは、東京時間の1.1280を高値に、ショイブレ独財務相が「ユーロは安過ぎる」と発言したことで一時買い戻しが出るも1.1175まで下落、ポンドドルは1.3034まで一時上振れたが、その後1.2958まで売りに押された。
 クロス円では、ユーロ円は124.59から125.28で上下、ポンド円は143.08を安値に145.15まで反発、オージー円が83.67、NZD円は78.41、カナダ円が82.84まで値を上げた。