FOMCを控えて(2025/09/17)

本日はFOMCの結果を受けて相場に動きが出るか焦点となる。
 一応0.25%の利下げが想定されており、これは一定の織り込みとなる。ただ、その場合では今回発表されるFRBスタッフの経済見通しやドット・チャートが大きな注目となりそうだ。
 以下の6月のFOMCでのドット・チャートでは、今年2回の利下げ、来年1回の利下げが想定されている。
 もし、今回も同様となるならFOMCの慎重な姿勢と捉えられることで、その場合相場に一定の悪影響が出る可能性には注意。
 一方でハト派的な可能性として指摘されているのは、今年来年とも3回の利下げに増えるようなケースで、その場合株式市場などは好感する動きが出ると見られる。ただ、一定の織り込みとなっていて、発表後は利食いが優勢となる可能性には注意しておきたい。
 加えてパウエルFRB議長の記者会見も注目となるが、今後もデーター次第と更なる利下げペースの拡大に慎重な姿勢が示される可能性には留意しておきたい。

 また、以下の現在のコンファレンスボードが公表する消費者信頼感指数の推移からは、米国の景気が悪化している姿は見えず、直近雇用状況は悪化見えても、FOMCがそれほど危機感を持って、利下げを急ぐ状況ではないと思われる。