【FX24】スリッページ設定について教えてください。

※本ルールは、2014年9月29日(月)から適用された新ルールです。

スリッページとは、注文を出した価格と実際に成立(約定)した価格との差をいいます。

クイック注文の発注時にスリッページ(お客様の発注時の価格と当社受注時の価格差)の許容幅を設定することができます。
スリッページの設定によりリスク許容範囲内で約定率を高めることができますが、お客様にとって有利にも不利にもなる場合があります。

※本機能は、クイック注文・FX24アプリのストリーミング注文で利用できます。
※受注時の価格が、発注時の価格に対して不利な方向に価格が動き、お客様のスリッページ設定値を超えた場合は約定いたしません。
※ブラウザ版およびリッチクライアント版ストリーミング注文ではスリッページ設定はできません。

取引例①スリッページを設定しない場合(買い注文)
発注時の価格(Ask)   :104.150
受注時の現在値(Ask):104.200
スリッページ設定:設定なし
クイック注文でスリッページを設定せずに、現在値が104.150の時に買いボタンをクリックすると、発注時の価格は104.150になります。

この条件で発注すると、注文受注時の価格が104.150以下の有利な価格であると注文が成立しますが、上図のように受注時の価格が104.150超の不利な価格だと約定せず(不成立)、注文がキャンセルされます。


取引例②スリッページを設定した場合(買い注文)
発注時の価格(Ask)   :104.150
受注時の現在値(Ask):104.200
スリッページ設定:±10pips
(発注時の価格が104.150なので、スリッページ上限値は104.150+10pips=104.250、スリッページ下限値は104.150-10pips=104.050)
クイック注文でスリッページ設定を10pipsで設定し、現在値が104.150の時に買いボタンをクリックすると、発注時の価格は104.150になります。
この条件で発注すると、注文受注時の価格がスリッページ上限値104.250以下であると注文が成立します。

 

取引例③スリッページを設定、価格が有利な方向に動き、スリッページ上下限を超えた場合(買い注文)
発注時の価格(Ask)   :104.400
受注時の現在値(Ask):104.280
スリッページ設定:±10pips
(発注時の価格が104.400なので、スリッページ上限値は104.400+10pips=104.500、スリッページ下限値は104.400-10pips=104.300)
クイック注文でスリッページ設定を10pipsで設定し、現在値が104.400の時に買いボタンをクリックすると、発注時の価格は104.400になります。
この条件で発注し、もし注文受注時の価格が有利な方向に動き、さらにスリッページ下限値を超えた場合には、スリッページ下限104.300で注文が成立します。


取引例④スリッページを設定、価格が不利な方向に動き、スリッページ上下限を超えた場合(買い注文)
発注時の価格(Ask)   :104.150
受注時の現在値(Ask):104.350
スリッページ設定:±10pips
(発注時の価格が104.150なので、スリッページ上限値は104.150+10pips=104.250、スリッページ下限値は104.150-10pips=104.050)
クイック注文でスリッページ設定を10pipsで設定し、現在値が104.150の時に買いボタンをクリックすると、発注時の価格は104.150になります。
この条件で発注し、もし注文受注時の価格が不利な方向動き、スリッページ上限104.250を超えると約定せず(不成立)、注文がキャンセルされます。