昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、まちまちの展開の中、オセアニア・資源国通貨が弱く、ユーロクロスが堅調な展開となった。  米経済指標としては、米10月マークイットPMIが、総じて良好な内容となるも、10月リッチモンド連銀製造業指数が前回を下回ったが、影響は限定されたが、NYダウが一時200ドル超えの上昇を示現し、円の上値を抑えた。  ドル円は114.00まで上昇後、共和党の上院議員のうち少なくとも3人は、トランプ大統領の税制改革に反対していると報道を受けて、113.55まで売りに押されたあと、米共和党のスコット上院議員の話として、「共和党内で次期FRB議長に、誰が相応しいか挙手投票が行われ、テイラー教授の支持が一番多かった」との報道を受けて下げ止まりを見せた。ユーロドルは、ユーロ圏各国のPMIが総じて市場予想を上回り1.1743から1.1777まで反発、ポンドドルは1.3113まで売りに押された。  クロス円では、ユーロ円が134.18まで一時上昇、ポンド円が149.14まで下落、オージー円は88.38から88.69で推移、NZD円が78.32まで売りに押され、カナダ円は90.12から89.57まで売りに押された。