今日の裏読み、表読み

本日の金融政策としては、1月17日-18日開催分の日銀金融政策決定会合における「主な意見」の公表、南アフリカ準備銀行が政策金利を公表する。
 「主な意見」に関しては、この時政策の変更はなく、影響は限られそう。南ア中銀は、0.50%の利上げが想定されているが、昨晩のカナダ中銀同様、今後の利上げ停止などが、発表されると失望の動きにつながり易い。
 経済指標としては、日本の12月企業向けサービス価格指数、英1月CBI小売売上高調査、米国では、第4四半期GDPと個人消費・速報値、12月卸売在庫・耐久財受注、週間新規失業保険申請件数、12月新築住宅販売件数、11月シカゴ地区連銀全米活動指数や1月カンザスシティー連銀・総合指数などが発表される。
 注目は、米第4四半期GDPと個人消費となるが、結果次第も個人消費は良好としても、GDPはぶれ易いので、サプライズの動きに留意して対応したい。
 また、本日も米7年物国債の入札が実施される。昨晩の5年債の入札が好調であったことで、7年債も好調な入札が見えた場合、米長期金利の更なる調整を促すか注目したい。
 その他、米企業決算を睨んだ不安定なNY株価の動向なども注視しておきたい。

戦略としては、ドル円は、上値を130.58で抑えられて一時129.27まで下落。この上下を睨んだ展開となるが、現状は戻りがあれば売りを優先したい。ストップを130.58において、130円への反発から売り場探し。ターゲットは、129.27が維持されると利食いとなるも、割れるなら129円前後、更に128円ミドルまでは利食い優先で、買いは128円まで買い下がって、ストップは127.56-76割れなどでの対応となるが、こういった下落では、129円ミドルが押さえると利食い優先となる。
ユーロドルは、堅調な展開が続いているが、一定の売りも出ることで、上値追いというよりは、押し目があれば買い場探しで、ストップを1.0835-57割れに置いて対応したい。ターゲットは、1.0927の戻り高値を越えるか焦点も、越えても1.09ミドルででは利食いを優先したい。または、売りは1.1000前後から検討課題か? 
またポンドドルは、堅調な動きも引き続き日足ベースの1.2436-48のダブル・トップは守られている。ただ、下値は1.2263-83が維持しると堅調で、1.23ミドルからこれをストップに買い下がっても、上値は1.24ミドルが押さえると利食い優先となる。
一方クロス円は、一定の調整となっており、昨日の高値と安値を睨んだ展開。このレンジの逆張りから、ブレイクを見て対応する形となる。