昨晩の海外

昨晩の海外市場は、特別大きな材料のない中、アジアで売られたドルに巻き戻しが優勢となった。米10年物国債利回りは、予想を下回る米12月景気先行指標総合指数もあって、一時3.493%まで低下したが、揉み合い気味の展開となり影響は限られた。ただ、堅調に上昇したNY株価3指数を受けて、リスク志向的なクロス円の買い戻しが優勢となった。
 ドル円は、130.89まで上昇、ユーロドルは、1.0927からユーロ圏1月消費者信頼感指数・速報値が予想より悪化したこともあり、1.0846まで売りに押され、ポンドドルもアジアの高値1.2448から1.2324まで下落した。ラガルドECB総裁が「金利は依然として大幅に引き上げる必要がある」とこれまでのタカ派発言を続けたが、影響は見えなかった。
 一方クロス円では、ユーロ円は142.08まで上昇後141.26を下値に、このレンジで推移ポンド円は161.81、オージー円は91.94、NZD円は84.81、カナダ円は97.73まで反発した。