今日の裏読み、表読み

昨晩は若干手掛かり難の展開となったが、本日大きな材料もなく、動きづらい週末となるか注目しておきたい。
経済指標としては、日本の12月全国消費者物価指数、中国人民銀行の貸出基礎金利公表、英1月GFK消費者信頼感調査と12月小売売上高、独12月生産者物価指数、加11月小売売上高、米12月中古住宅販売件数などが発表される。
大きな材料はないが、日本の12月全国消費者物価指数は強い結果、英12月小売売上高は強弱次第、独12月生産者物価指数は、弱い結果、加11月小売売上高や米12月中古住宅販売件数などは、弱い結果想定されるが、総じて大きな動きにはつながらない見通し。
要人発言としては、ウィリアムズNY連銀総裁、ラガルドECB総裁やウォラーFRB理事などの講演では、タカ派発言が続く見通しだが、既に織り込みの程度に留まりそうだ。
その他引き続き米長期金利や株価動向、週末のポジション調整の動きに注目して対応したい。

戦略としては、ドル円は、想定外に揉み合いに留まったが、本日も動きづらいのか、ともかく、下値は127.5-76の戻り安値、上値は128.81-95の戻り高値を睨んだ展開で、逆張りを基本とするが、下値は割れる動きは注意。その場合127.23まで割り込むと下落が拡大するリスクだが、その場合126円ミドル、126円と買い下がって、ストップはタイト気味とするか、理想は125円割れとして、慎重に買い下がる形を想定したい。一方上値は131.58の高値を睨んで、慎重に売り場探しとなる。 
ユーロドルは、不透明な上下運動が続いており、1.0762と1.0887を睨んで逆張りとなる。また直近はレンジをブレイクしても、更に動きが広がらないことは留意となるが、そうなると1.07割れや1.09越えをストップに対応することも検討したい。
またポンドドルは、1.2436で上値を抑えるも、下値を1.2313で支えて、堅調が続いる。本日は1.2313から1.2400のブレイクに注目して、逆張りからブレイクの場合、下値は1.2150-69の戻り安値をバックに、買い場探し。ただ、現状高値を越えないなら利食いや売りでは、売りのストップは1.2436-46越えとなるが、越えても追いかけるというよりは、更に売り場を探す形を想定したい。
一方クロス円は、直近の下落から一定の反発も、更に上値追いは厳しい。安易な売りは危険としても、しっかりと戻りを確認して売場探し。ただ、現状は19日の安値が維持されると利食い優先となる。また買いもこれをストップに検討したい。