昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米12月小売売上高や卸売物価指数、米鉱工業生産などが軒並み弱い結果となり、米10年物国債利回りが3.501%から3.377%まで低下し、一時ドル売りが優勢となるも、NY株価3指数が軟調な展開となったこと、ブラード・セントルイス連銀総裁が「FRBは利上げ打ち止め前に可能な限り迅速に5%を上回る水準に引き上げるべき」、メスター・クリーブランド連銀総裁が「金利は5.00-5.25%を若干超えて上昇するべき」と発言したこともあって、ドルに買い戻しが優勢となった。
 ドル円は、東京時間に日銀がYCCの変動幅の維持を発表したことでつけた131.58の高値から、「日銀がいずれはさらなる金融緩和修正に踏み切るとの思惑」もあって、127.57まで一時に日中安値を更新、ただその後リスクオフの動きに128.95まで反発した。またユーロドルは、1.08887まで上昇後1.0787、ポンドドルも1.2436まで反発後1.2328まで下落した。
 一方クロス円は全面安。ユーロ円が138.83、ポンド円は158.59、オージー円は89.34、NZD円は82.67、カナダ円は85,37まで売りに押された。