昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米12月ISM製造業景気指数が48.4と予想の48.5を若干下回ったが、11月JOLTS求人件数が強く、更にFOMC議事録では、「2023年にFF金利の引き下げ開始が適切になると予想する当局者はいなかった」ことが示されドル相場を支え、年初の円買いには巻き戻しが優勢となった。尚米10年物国債利回りは、3.666%まで低下後3.728%まで反発、NY株価3指数は、堅調な展開で終了したが、市場の反応は限られた。またカシュカリミネアポリス連銀総裁は「インフレは鈍化の兆しを示しつつあるものの、金融当局として2023年に少なくともあと1ポイントの利上げが必要」との見解を示した。
 ドル円は、129.92から132.71まで上昇、ユーロドルは、1.0635まで反発後1.0581まで一時下落、ポンドドルは、1.20898まで上昇後1.2014を下値に保合気味となった。
 一方クロス円では、具体的な材料に薄い中、円が全面安となった。ユーロ円は140.76、ポンド円は160.17、オージー円が90.88、NZD円は83.70、カナダ円は98.44まで反発した。