昨晩の海外市場は、一時のリスク回避の動きも、その後は、英欧株価が堅調に値を上げ、米10年物国債利回りが3.724%まで低下したこともあって、巻き戻しが優勢となった。ただ、新年最初のNY株価3指数が、テスラ株が15%下落するなど軟調な展開となり、リスクオフ的にドルの下値を支えた。尚、共和党マッカーシー議員が、下院議長選挙で、強硬派の反対で100年ぶりに過半数の獲得に失敗したが、影響は見えなかった。
ドル円は、年末に出た日銀の緩和修正観測を受けてアジア時間に129.52の安値まで下落後、131.19まで一時反発、ユーロドルは、独12月消費者物価指数が2月連続で低下したが、1.0520まで下落後、反発が1.0598で限られ、ポンドドルは、1.1901まで下落後1.2057まで反発した。
一方クロス円も一時の下落からは反発気味。ユーロ円が137.39の安値から138.35、ポンド円は155.35から157.33、オージー円は87.42から88.24、NZD円は81.04から81.86まで反発、カナダ円は96.30まで反発後95.41まで売りに押され、このレンジで上下した。