今日の裏読み、表読み

週末はドル売りも、米雇用統計を受けて巻き戻しが出たが、引き続き大きな流れに変化は見えていない。この動きが続くか焦点だが、ただ今週は、米11月ISM総合指数や卸売物価指数の発表が予定されていること、また特に翌週には重要な11月消費者物価指数やFOMCの結果発表が控えている。指標の結果次第も、ドルに一定の巻き戻しが出るリスクは考慮しておきたい。
本日の経済指標としては、豪第3四半期企業在庫・税引き前・総利益、中国の11月財新サービス業PMI、トルコ11月消費者物価指数、ユーロ圏各国の11月サービス業PMI・改定値、英11月サービス業PMI・改定値、ユーロ圏10月小売売上高、加10月住宅建設許可件数、米国では、11月サービス業と総合PMI・改定値、11月ISM非製造業景況総合指数、10月製造業新規受注と11月雇用傾向指数などが発表される。
トルコの11月消費者物価指数は、低下傾向が見えれば安心感となるが、米11月ISM非製造業景況指数・総合指数は、製造業が弱い結果となるも、製造業は弱い結果も非製造業は、それほど弱い結果は想定されず、一定の安心感となるか注目したい。
 要人発言としては、ECB関連が続くが、12月の利上げ幅に関して思惑は出ても、影響は限られそう。その他では引き続き株価や米長期金利の動向は注視して対応したい。

戦略としては、ドル円は、調整が深まったが、一応やり過ぎ感もあって、133.63を下値として、早期は押し目買いからストップは133円見ミドル割れ。ターゲットは、135円が抑えると利食いで、超えても135円ミドルなどでは利食いながら売り狙い。ストップは一旦136円越えとしたい。
ユーロドルは、上昇が続いているが、上値追いは避けたい。早期は、1.0616をストップに、1.06方向への反発から売り場を探して、ターゲットは、1.0480-00の維持では利食い、割れても1.045前後はしっかりと利食いながら、買いも検討する形。ストップは1.0428割れとなるが、こういった調整では反発しては利食いを優先したい。
ポンドドルは、早期は1.2310が押さえる状況が続くか見て対応。抑えるとこれをストップに売っても、ターゲットは、1.2208-22、1.22の維持では利食い優先。買いは1.21ミドルまで買い下がって、1.12133割れをストップとしたい。
一方クロス円は、早期は買い場を探しながら、反発ではしっかりと利食いで、また売りはしっかりと戻りを確認してから対応したい。