今日の裏読み、表読み

本日は月末であり、月末のフローに加えて重要材料も多く荒れた展開となるか注意したい。
経済指標としては、日本の10月鉱工業生産・速報値、NZ11月ANZ企業信頼感、豪10月住宅建設許可件数、中国の11月国家統計局製造業・非製造業PMI、トルコ第3四半期GDP、仏11月消費者物価指数・速報値と第3四半期GDP・改定値、独11月失業率、日本の外国為替平衡操作の実施状況/介入実績、ユーロ圏11月消費者物価指数・速報値、米国では、11月ADP全米雇用報告、第3四半期GDP/個人消費・改定値、10月卸売在庫、11月シカゴ購買部協会景気指数や米地区連銀経済報告などが発表される。
注目としては、中国のPMIは弱い結果想定されており、加えて直近のゼロコロナ政策に対する抗議活動などの懸念もあって、中国株価などが大幅に調整した場合、リスクオフの動きにつながり易い。日本の外国為替平衡操作の実施状況/介入実績は、恐らくこの時期に介入はなく、影響は少ないが、ユーロ圏の11月消費者物価指数は、直近ドイツの物価に上げ渋りが見えており、予想を下回れば一定の安心感となるか注目したい。一方米国では、週末の雇用統計を睨んで11月ADP全米雇用報告の結果が思惑につながるか、第3四半期GDP/個人消費は改定値であり、予想は改善となっておりサプライズがなければ影響は少ないが、直近の米経済からは、弱めの結果の方がリスクとなりそうだ。
要人発言としては、パウエルFRBB議長が、ブルッキングス研究所主催イベントに参加するが、金融政策自体に発言が見えるか不透明も、米経済や労働市場に明るさを示す可能性もあり、タカ派的なスタンスが続くと、米長期金利の押し上げに津案狩りそうだ。
その他月末のフローに関しては、ドル買い、ドル売りに関しては不透明も、米国債の償還日であり、東京仲値やロンドンフィキシングで、一定のドル売りが出る可能性は留意しておきたい。

戦略としては、ドル円は、若干方向感を失っている感じがあって注意だが、直近東京時間では、円買いが強まる傾向が見えていることは留意。ただ、下げても137円台は、流石にドル円の買いニーズが高いのか、兎も角その面は考慮して対応したい。押し目は137.50割れをストップ、調整があれば買い場探し。一方上値は、139.60をストップに139円前後から売り場を探すか、超えても142円ミドルを越えるまでは、140-141円ゾーンは売り狙いとなる。ただ総じて逆張りで軽く抜く戦略が安全そうだ。
ユーロドルは、1.0497が一旦トップ付きとなっており、反発ではこれをバックに売り狙い。ストップhが1.0395越えか、この1.0497越えで対応。ターゲットは、1.03前後の維持では利食いで、一方買いは1.0222割れをストップに、1.02ミドルまで買い下がりを検討するも、反発ではしっかりと利食いながら対応したい。 
ポンドドルも突っ込み売りは避けなければならないが、1.2065をストップに戻り売り場探しから、ターゲットは、1.1940が維持されると利食いも、割れるなら1.19」前後から利食い場を探して、買いは1.18ミドルまで買い下がって、ストップは1.1778や1.1763割れとしたいが、しっかりと反発では利食いを優先したい。
一方クロス円は、調整が続いており追いかけて売るのは厳しい。しっかりと戻りを待って、直近高値を睨んで、売り狙いとなるが、現状の安値が維持されると利食いながら対応したい。