今日の裏読み、表読み

昨晩は、アジア時間のドル売りも、NY時間に巻き戻しとなった。日替わりで大きな方向が見えていないが、週末に向けた米経済指標の発表を前に、大きな方向感が見えていないことは、留意して対応したい。
本日の経済指標としては、日本の10月失業率・有効求人倍率と10月小売・百貨店・スーパー販売額、スイス第3四半期GDP、英10月マネーサプライM4と住宅ローン承認件数・貸付額、ユーロ圏11月経済信頼感・消費者信頼感・確定値、独11月消費者物価指数・速報値、加9月・第3四半期GDP、米9月住宅価格指数と10月住宅建設許可件数、9月S&P/ケース・シラー住宅価格指数、11月コンファレンス・ボードの消費者信頼感指数とダラス連銀・サービス売上高指数などが発表される。
注目は、米国の住宅関連指数や消費者信頼感指数となるが、総じて弱い結果想定されるも、直近米長期金利の経済指標に対する反応は限られており、その面では、為替市場への影響も限られそうだ。
その他引き続き米長期金利や株価を睨んで、リスクオン・オフの展開に注目して対応したい。

戦略としては、ドル円は、一時直近安値を割れるも更なる展開とならず、総じて揉み合いの相場なのか、または137円台は、流石にドル円の買いニーズが高いのか、兎も角その面は考慮して対応したい。押し目は137.50割れをストップ、調整があれば買い場探し。一方上値は、139.60をストップに139円前後から売り場を探して、総じて逆張りで軽く抜く戦略が安全そうだ。
ユーロドルは、1.0449を一時超える展開も、更なる動きとなっておらず、やはり総じて揉み合いの展開か? 本日は追いかけて売るのは出来ず、早期は買い場を探しながら、できればストップは1.0296割れまたは、1.0222割れとするなら、1.02ミドルまで買い下がりも、反発ではしっかりと利食いながら、売りは1.04前後から売り上がって、ストップは1.0497越えで対応したい。
ポンドドルも早期は、買い場を探して、ストップは1.1872割れで、反発では1.2025-50などが重ければ利食い優先。売りもこの位置から1.21まで売り上がって、ストップは1.2119越え、更に売り上がっても1.2154となるが、現状の安値を維持するならしっかりと利食っておきたい。
一方クロス円は、調整が深まっているが、追いかけて売るのは厳しい。早期は昨日の安値を睨んで、押し目では買い場を探して、反発では直近高値を睨んで、利食いや売り狙いとなるが、利が乗れば軽く利食うスタンスを継続したい。