昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米感謝祭休暇を控えて、週間新規失業保険申請件数や11月製造業・サービス業・総合PMIの速報値が弱い結果となったこと、11月1-2日開催分の米FOMC議事録で、「複数の当局者は以前の予想よりも高いターミナルレートを予想」としながらも、「かなり多数の当局者が、利上げペースの減速が近く適切になると認識」、「当局者らは急速な利上げによるリスクの増大を認識」と示されたこと、米長期金利の低下やNY株価3指数の反発を背景に、ドル売りが優勢となった。尚米10年物国債利回りは、3.693%まで低下幅を広げた。一方米10月新築住宅販売件数や11月ミシガン大消費者信頼感指数の確報値は予想を上回っている。
 ドル円は、141.61から139.16まで下落、ユーロドルは1.0405、ポンドドルは1.2081、
 クロス円では、株価の反発にもリスクオンの動きは見えなかった。ユーロ円は、カタールのワールドカップで、日本がドイツに勝利したことも影響して、146.10から144.64まで売りに押され、ポンド円は169.04から167.91、オージー円が93.66は、NZD円は86.87、カナダ円は104.11まで下落した。