昨晩の海外

昨晩の海外市場は、ブラード・セントルイス連銀総裁が、「政策金利は、まだ十分なレベルに達していない」、「インフレ抑制のためにさらに金利を引き上げる必要がある」と述べたこともあって、米10年物国債利回りが、3.681%から3.801%まで反発、ドル買いが優勢となった。またNY株価3指数が軟調を続け、リスクオフ的なドル買いも見られた。尚米11月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想を下回ったが、週間新規失業保険申請件数や10月住宅着工・建設許可件数は、予想より強い結果となったが、強弱入り混じる結果で相場の反応は限定された。
 ドル円は、米長期金利の反発もあって138.88から140.74まで上昇、ユーロドルは、ユーロ圏10月消費者物価指数・改定値が予想より若干改善したが、1.0406から1.0305まで下落、ポンドドルは、ハント財務相が中期財政計画で、大幅な増税と財政削減を発表、来年のGDP見通しを従来の+1.8%から-1.4%に下方修正したことが嫌気されて1.9559から1.1763まで一時売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円は144.45まで下落後145.37まで反発、ポンド円は166.32から165.17で上下、オージー円は94.01から93.17まで一時下落、NZD円は85.16を安値に85.93、カナダ円も104.46から105.38まで買い戻された。