昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米10月鉱工業生産が予想を下回ったが、10月小売売上高が予想を上回り、ドルは比較的対欧州通貨で堅調な推移となった。ただ、ジョージ・カンザスティ連銀総裁が「利上げを継続する必要があるが、利上げペースを緩めるべき」と発言したこともあって、米10年物国債利回りが、3.671%まで低下し、ドルの上値を抑えた。尚米株価3指数は揉み合いの動きに留まり、影響は限られた。
 ドル円は、140.04から139.04で上下、ユーロドルは、「ポーランドに着弾したミサイルは、ウクライナの迎撃ミサイルの可能性が高い」との見方が強まり、緊張緩和から1.0438まで反発後、「ECB理事会メンバーらは、来月の理事会で0.50%の利上げを支持」との一部報道もあって1.0355まで売りに押され、ポンドドルも1.1943から1.1833まで一時下落した。
 一方クロス円では、ユーロ円は145.50から144.59、ポンド円は166.41から165.04まで一時下落、オージー円は93.83、NZD円は85.59、カナダ円は104.58まで売りに押された。