今日の裏読み、表読み

昨晩は、比較的荒れた動きとなっているが、いろいろ材料も出てくることや判断が分かれているようで、今日も荒れた動きに注意して対応したい。
本日の経済指標としては、日本の9月機械受注と第三次産業活動指数、豪第3四半期賃金指数・賃金コスト指数、中国の10月住宅価格指数、英10月消費者・小売物価指数、加10月住宅着工件数と消費者物価指数、米国では、MBA住宅ローン申請指数、10月小売売上高、10月輸入・輸出物価指数、10月鉱工業生産・設備稼働率、11月NAHB住宅市場指数 と9月企業在庫、早朝にはNZ第3四半期卸売物価指数などが発表される。
注目としては、英国やカナダの物価指数の強弱次第で、一定の動きが見えると思われるが、英国の場合は、強い結果マイナス、カナダは強い結果がプラスとなる可能性に注目したい。一方米国では、10月小売売上高や輸入・輸出物価指数が焦点となるが、直近の物価指標からは、弱めの内容が続くと米長期金利の低下につながり、ドル売りを促すことに、注意して対応したい。
要人発言としては、ラガルドECB総裁やウィリアムNY連銀総裁の発言が注目されるが、ラガルドECB総裁は、ECBの更に強い利上げに否定的となり易く、ウィリアムNY連銀総裁では、直近の物価指数の結果をどう判断するのか、大きな注目を集めそうだ。
その他引き続き株価や米長期金利、またポーランドにミサイルが落ちたことで、NATOの動きなども注目しておきたい。

戦略としては、ドル円は、日足の雲の下限を一時割れるも下ヒゲとなっており、一応騙しの範囲と見て、再度138.68の雲の下限が支えるか注目したい。維持出来れば買いだが、割れる動きも想定して、昨日の安値137.68をストップに138円前後までは買い下がり。ただ、上値は既に139.69-72の戻り高値が重いなら利食い優先やこれをストップに売り狙い。また超えても140.80をストップに140円台は売り直したい。 
ユーロドルは、直近レンジを上抜け1.0482まで上昇したが、やり過ぎ感。これをバックに、売り場探し。一方下値は、引き続き1.0271-80が維持されると利食い、買いもこれをストップに対応したい。
ポンドドルも1.2030をストップに、売り場探しから、下値は1.1790が維持されると利食いや買い、また割れても1.1710-40ゾーンをバックに買い直しとなる。
一方クロス円も、昨日のレンジの上下をストップに、逆張りで臨みたい。