昨晩の海外

昨晩の海外市場は、日銀が大規模金融緩和の継続を決めたことや政府・日銀による円買い介入の報道を受けて、円相場大きく上下する形となった。 また、米財務省は「日本が為替市場への介入を実施したことを確認」、「このところ高まっている円のボラティリティーを下げることを目的とした行動だったと理解している」として、容認する姿勢を示した。ただ、協調介入については否定した。
 ドル円は、東京時間に日銀が大規模金融緩和の継続を決めたこと、黒田総裁が、「当面は金利を引き上げない」、「当面とは数カ月の話ではなく、2-3年の話」と発言したことで、145.90の1998年8月以来高値まで上昇後、政府・日銀による円買い介入をきっかけに140.66まで値を下げ、その後143.40まで一時反発したが、再度140.36まで安値を更新、142.50まで値を戻して終了した。またユーロドルは、予想より弱いユーロ圏9月消費者信頼感指数・速報値もあって0.9888から0.9812まで再下落、ポンドドルは、英中銀の利上げが0.50%に留まったことで、1.1364から1.1242まで売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円が138.71まで下落後140.25、ポンド円は159.13から160.52、オージー円は93.57から94.72、NZD円は82.52から83.30、カナダ円は104.58から105.67まで買い戻された。