昨晩の海外

昨晩の海外市場は、鈴木財務相が「為替介入も選択肢」と述べたこと、また「日銀がレートチェックを実施」との報道から、円に全面的な買い戻しが入った。米8月卸売物価指数は、コア指数が前月比・前年比ともに市場予想を上回ったが、一方で30年物住宅ローン金利が、2008年以降初めて6%を超えたこともあって、住宅ローン申請指数が、5週連続で低下しており、米10年物国債利回りが、3.474%から3.383%まで低下したことで、ドル買いは限定された。
 ドル円は142.55まで一時売りに押され、ユーロドルは、フォンデアライエン欧州委員長が、ウクライナ情勢を受けて利益をあげているエネルギー企業から総額1400億ユーロ越えを徴収し、消費者や企業の支援に充当する方針を示したが、0.9960から1.0023で上下、ポンドドルは、英8月消費者物価指数が、11か月ぶりに上げ止まったことで、1.1480まで下落後1.1590まで一時反発した。
 一方クロス円は、NY株価3指数は、どうにかプラス圏を回復して引けたことで下げ止まりを見せた。ユーロ円が142.30、ポンド円は164.76、オージー円は95.99、NZD円は85.61、カナダ円は108.26まで一時売りに押された。