昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米8月消費者物価指数が、インフレがピークを示すとの事前予想に対して、コア指標ともども前月比・前年比で予想を上回る強い結果となったことで、ドル買いが強まった。米10年物国債利回りは、3.293%から3.460%まで上昇も、ダウやS&Pが4%越え、ナスダックが5%を超える大幅下落となったことで、リスク回避から上げ渋った。尚米2年物国債利回りは、3.8%に迫る勢いとなり、来週のFOMCでの1%利上げの確率は、38%まで上昇した。
 ドル円は、141.66から144.68まで急騰、ユーロドルは、弱い独9月ZEW景況感指数の影響は限定されたが、1.0187から0.9970まで下落、ポンドドルは、良好な英8月雇用統計を受けて1.1739まで反発後1.1496まで売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円が144.03、ポンド円は166.01、オージー円は97.20、NZD円は86.44までじり安となり、カナダ円は、110.52まで反発後109.67まで利食いに押された。