昨晩の海外

昨晩の海外市場は、主だった米経済指標の発表のない中、米8月消費者物価指数を控えて、様子見ムードもあって、まちまちの展開となった。米10年物国債利回りは、3.346%から3.262%まで低下後、米3年物と10年物国債の入札を受けて、3.377%まで反発した。またNY株価3指数は、NY連銀が発表した一年先のインフレ率見通しが、2か月連続で低下したことから揃って続伸したが、為替市場への影響は限られた。
 ドル円は、アジア夕方の高値143.50から米長期金利の低下もあって142.16まで一時売りに押され、ユーロドルは、ウクライナ情勢を睨んで1.0198まで反発後、欧州連合のエネルギー計画草案で、電力需要の義務的削減が盛り込まれると報道されたことで1.0104まで下落、ポンドドルは、英7月月次GDPが予想を下回ったが、1.1711まで反発後も高止まりした。
 一方クロス円も待ちまちの動き。ユーロ円が、アジア夕方の高値145.64から144.14まで売りに押され。ポンド円は、166.38から166.98で高値保合、オージー円は97.90から98.34まで再反発、NZD円は87.40から87.76で揉み合い、カナダ円は109.49まで下落後、110.02まで反発した。