昨晩は、ECB理事会の結果、パウエルFRB議長の発言にも、相場は保合の域から出ることはなかった。ただ、本日は、大きな材料に薄く週末もあって、直近の動きに巻き戻しが強まるか注目したい。
経済指標としては、中国8月消費者・生産者物価指数、仏7月鉱工業生産、カナダ8月雇用統計と第2四半期設備稼働率、米7月卸売売上高・卸売在庫などが発表される。
中国の物価指数は、弱い結果が見えた場合、良い影響はないが、直近中国の指標に対する関心度はあまり高くなく、為替市場への影響は限られそう。また、カナダ雇用統計は、カナダ中銀のタカ派姿勢が続く中、強い結果より、弱い結果の方に反応が強まりそうだ。
その他アストロ的は若干注意で、本日から水星の逆行がスタートする。最近はあまりアストロの影響が見えるケースは少ないが、中秋の満月と絡めて、高島暦も「一方に偏して動く。波動について駆引きせよ」となっている。アストロだけでは無理があるが、何か悪材料が出るなら一応注意しておきたい。
為替の戦略としては、ドル円は、l45円達成後は、144.56から143.32のレンジの動きであり、この中心値が143.94となることで、この上下幅の動きが焦点となることで、144.56と143,32をストップとした逆張りから、ブレイクで順張りを検討するが、恐らくそれでも更に逆張り場を探す方が良いかもしれない。その場合、下値は142.65割れをストップ。売りのストップは145円越えで設定出来ればベター。
ユーロドルは、昨日はECB理事会で一定の上下の動きはあるも、未だ大きな方向感は出ていない。売りのストップは1.0080越え。買いのストップは0.9864割れで設定して、大きめの動きから逆張り。またポンドドルも安値からの揉み合いを睨んで、買いのストップは1.14割れ。売りは1.1610、1.1654、1.17越えなどを順次ストップに、売り直しながら対応したい。
一方クロス円も直近の上下を睨んで逆張りといなるが、ブレイクが発生した場合、注意が必要そう。その場合追いかけて行った方が良さそうだ。