昨晩の海外市場は、米8月サービス業PMI・改定値が予想を下回ったが、8月ISM非製造業指数が、悪化予想から一転56.9と予想の55.1を上回り、米10年物国債利回りが3.353%まで上昇。ドル売り、円売りが優勢となった。尚ドルインデックスは、2002年6月以来の110.33まで上昇、中国元や韓国ウォンなどアジア通貨売りが強まっていることも留意しておきたい。
ドル円は、24年ぶりの143.07まで一時上昇、ユーロドルは、独7月製造業新規受注が弱く0.9864と直近安値を下回り、ポンドドルもトラス英新首相が、就任演説で「ビジネス主導の成長と投資を後押しするために減税を行う」としたが財源に関して言及はなく、1.1493まで一時売りに押された。
一方クロス円では、ユーロ円は141.76、ポンド円は165.11、オージー円は96.52、NZD円は86.55、カナダ円は108.98まで上昇した。