本日は、米国のレイバーデーが明けて、NY市場が戻って来ることから、相場に一定の動きが出るか注目したい。
本日金融政策として、豪準備銀行が政策金利を公表する。現行から0.50%の利上げが想定されているが、想定の範囲であれば影響は限られる見通し。注目は今後の引き上げ姿勢で、タカ派的なスタンスが声明などで確認できれば、豪ドル相場を支える見通し。
経済指標としては、英8月BRC小売売上高調査、日本の7月全世帯家計・勤労統計調査、豪第2四半期経常収支、独7月製造業新規受注、英8月建設業PMI、米国では、8月サービス業・総合PMI・改定値、8月ISM非製造業景況総合指数や雇用傾向指数などが発表される。
注目は8月ISM非製造業景況総合指数となるが、製造景況指数が予想を上回っており、堅調な結果が見えるか注目される。ただ、この結果によるドル買いは限定されると見ておきたい。
要人発言としては、ブレイナードFRB副議長の講演が予定されているが、タカ派的な発言が続く見通しで、その場合ドルや米長期金利を一定支える見通しとなる。
為替の戦略としては、ドル円は、引き続き140円台を買う気はせず、基本はあくまで深押しがあれば買いを狙う形。買いは139.80台が焦点だが、割れると139円ミドルぐらいまであるので注意。買いのストップは139円割れ。売りは本日の戻り高値や140.80を睨んで、上げ渋りでは検討したい。
ユーロドルは、昨日0.99を割れたが、再び下値を支える展開。このレベルは、大口の買いが入るようで、引き続き突っ込み売りは出来ず、買い場を探すも、だが、現状は戻りも重く、1.0079や1.0090越えるまでは、利食いながら回すしかない。ただ、今週はECB理事会も控えており、一定のショートカバーも入り易く、超える動きが見えた場合は、安易に売りは避けたい。またポンドドルは、保守党の党首選の結果後も、戻りは鈍いが、引き続き慎重に中期目線で買い場を探したい。ただ、吹けば売り狙いで、ストップは1.1596、1.1654、1.17越えなどの順次置いて検討する形。
一方クロス円は、まちまちの展開が続いているが、トレンド的な動きとは言えず、ドル円の底堅さの中、欧州通貨の動向で振れる展開。大きめの動きでは、逆張りで臨んでしっかりと利食いながら対応したい。