金曜日の海外市場は、米8月非農業部門雇用者数が+31.5万人と予想の+30.0万人を上回ったことで、一時ドル買いを強めるも、失業率や平均時給が予想より弱かったことで、ドル買いも限定された。米10年物国債利回りは、3.288%まで上昇後3.176%まで低下し、大きく反発してスタートしたNY株価3指数が、3連休を控えて値を消したことから、リスク回避の動きも見えている。
ドル円は、140.80まで上昇後139.92まで一時利食いに押され、ユーロドルは、フォンデアライエン欧州委員長が「予想より早くガス貯蔵量が目標の80%に到達した」と発言を受けて、1.0034まで反発後、ガスプロムが、3日に再開予定だったノルドストリーム1に関して、「オイル漏れを検出したため、修理まで稼働停止を継続する」と発表したことで、0.9946まで売りに押され、ポンドドルも1.1589から1.1500まで下落した。
一方クロス円では、ユーロ円は140.75まで上昇後139.40まで売りに押され、ポンド円も162.50から161.16、オージー円は96.04から95.22、NZD円は86.04から85.40、カナダ円は107.18から106.58まで利食いに押された。