昨晩の海外市場は、週末のジャクソンホール会議でのタカ派的なパウエルFRB議長の発言の影響が続き、米長期金利が高止まったことで、円が全面安となった。米経済指標としては、8月ダラス連銀製造業業況指数が、予想を下回り4か月連続でマイナス圏の結果となったが、米10年物国債利回りは、3.129%から3.084%で高止まりが続いた。
ドル円は、アジア時間の高値139.00から138.26まで一時売りに押され、ユーロドルは、フォンデアライエン欧州委員長が「電力市場への緊急介入を準備」と発言したことで、欧州の天然ガス価格が下落、0.9914の安値から1.0029まで一時買い戻され、ポンドドルも1.1649の安値から1.17454まで値を回復した。
一方クロス円は、NY株価3指数がマイナス圏で引けるも、リスクオフの動きは広がらず、欧州通貨に買い戻しが入ってこともあって、ユーロ円が138.97、ポンド円は162.66、オージー円は95.93、NZD円は85.52、カナダ円は106.81まで反発した。