昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米4-6月GDP・改定値や週間新規失業保険申請件数が、予想より強い結果となったことを受けて、ドル買いが優勢となるも、米10年物国債利回りが3.128%まで上昇後、7年物国債入札を受けて3.022%まで低下したこと、パウエルFRB議長の講演を控えて、様子見ムードが強くドルの上値を抑えた。また、ボスティック・アトランタ連銀総裁が「9月のFOMCで、0.50%と0.75%の利上げ幅どちらかに票を投じる」、ジョージ・カンザスティ連銀総裁は「利上げの余地はもっとある」、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁は「FRBは年末までに金利を制限的な水準まで引き上げる必要」、ブラード・セントルイス連銀総裁が「3.75%-4.00%が年末の目標」と述べたが影響は見えていない。
 ドル円は136.32まで下落後136.96まで一時反発、ユーロドルは、独8月独ifo企業景況感指数は、予想を上回ったが3か月連続低下したこと、ECB議事録では「長期的なインフレ期待が抑制されなくなるリスクは高まっている」と示されたことなどから0.9949まで下落、ポンドドルは1.1793から1.1851で上下した。
 一方クロス円では、NY株価3指数揃って反発したが、影響は限られた。ユーロ円は136.02まで下落後136.66まで反発、ポンド円は161.33から161.93で上下、オージー円も95.08から95.42で揉み合い、NZD円は84.85まで売りに押され、カナダ円は105.91から105.43まで値を下げた。