昨晩の海外

金曜日の海外市場は、米7月輸入物価指数が、予想を下回ったが、米8月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値などが予想より強い結果となったことや週末のポジション調整からドルの買戻しが優勢となった。また、米10年物国債利回りが、2.904%から2.837%まで低下したが、既に夏季休暇入りしている投資家も多く、低調な商いもあって影響は限られた。バーキン・リッチモンド連銀総裁は、「インフレが抑制された状況の持続を確認するまでは、利上げを継続する必要がある」との考えを示した。
 ドル円は、133.89まで上昇後133.44まで売りに押され、ユーロドルは、日照りで独ライン川の水位が低下、ロシア産化石燃料の代替エネルギー源である石炭の水上輸送が困難な水準に近づいているとの報道もあって、1.0238まで下落、ポンドドルは、英月次・第2四半期GDP・速報値などの経済指標が予想を上回ったが、1.2100まで利食いに押された。
 一方クロス円はまちまちの動き。ユーロ円は137.72まで反発後136.89まで売りに押され、ポンド円は161.81まで下落、オージー円は95.15まで反発、NZD円は85.81から86.18で揉み合い、カナダ円は104.73から104.36へ値を下げた。