今日の裏読み、表読み

昨日も米国の生産者物価指数が落ち着きを示したことから、ドル売りが強まったが、ただ、米長期金利は、2.5%を前に下げ渋っており、本日は週末もあって、ドルのショート・カバーが出易いことは留意しておきたい。
 経済指標としては、英国では、月次・第2四半期GDP・速報値、6月鉱工業・製造業生産指数と貿易収支、仏7月消費者物価指数・改定値、ユーロ圏6月鉱工業生産、米国では、7月輸入・輸出物価指数と8月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値などが発表される。
 英国では、インフレの進行で景況感の悪化が示されると、ポンド相場を圧迫しそう。米国では、今週の物価指数が落ち着きを示しており、輸入物価も低下するとこういった面を裏付けそう。また、ミシガン大学消費者信頼感指数は、弱い結果がリスクとなる。
 その他特別なことはないが、引き続き株価や米長期金利を睨んだ展開となりそうだ。

 為替の戦略としては、ドル円は、弱い米物価指数にも、どうにか下げ止まっており、直近相場139.39-130.41の半値134.90の±3円の下限は、どうにか維持する形。押し目では昨日の安値となる131.74をストップに買い下がりたい。ただ。上値は、134円が重くなりそうで利食いや売り狙いで、特に前述の半値134.90が押さえると弱い状況が続く可能性、こういった位置をストップにして検討したい。
 ユーロドルは、レンジの上限を越えたが、上値追いは避けて、今日は1.0369をストップに売場探しから、買いはあくまで押し目待ち。売りのターゲットは1.283が維持されると利食いも、割れ宇都1.02ミドルでの買い戻し、この位置からは買い下がりたい。またポンドドルも早期は売り場探し。1.2278-94ゾーンをストップ、ターゲットは1.2183を維持すると買い戻しも、割れると1.21ミドル近辺から利食い場を探して、一方買いは1.20割れをストップに検討したい。
一方クロス円は、上値追いは避けて、直近安値をバックに押し目は買い。売りはしっかりと上げ止まりを確認しながら対応したい。