今日の裏読み、表読み

本日の経済指標としては、日7月国内企業物価指数、中7月消費者・生産者物価指数と人民元建て融資残高、独7月消費者物価指数・改定値、米国では、MBA住宅ローン申請指数、7月消費者物価指数、7月週平均実質所得と6月卸売在庫・卸売売上高などが発表される。
 注目は、あくまで米消費者物価指数となるが、一応上げ渋りが想定されており、この面は一定の織り込みとなるが、やはり予想比で弱い結果が出れば一定のドル売りとなりそう。ただ、サプライズは引き続き強い結果で、その場合案外強いドルの上昇が見えるか注目したい。
 その他FRB要人発言の機会があるが、先週の米雇用統計や本日のCPIの結果を受けて、恐らく強気発言が続く可能性が高く、特に9月の0.75%の利上げを支持するなどの発言が出た場合、ドル相場を支える可能性の注意しておきたい。一方本日は、米国の10年物国債の入札が実施される。CPIの結果も影響があるので不透明感は残るが、3%を超えるような動きが見えるか、抑えるかは一定の示唆となりそうだ。

 為替の戦略としては、ドル円は、米CPIで大きく動く可能性があるが、東京時間は様子見ムードが続きそう。ただ、本日は5-10日であり、早期は押し目買いも、基本は135円を挟んだ動きで逆張りとなる。また米CPIを睨むと弱めの結果が、ある程度織り込みとなっており、強い結果の方がリスクとなりそうだ。その場合も当面直近相場、139.39-130.41の半値が134.90となっており、総じて135円±3円程度の相場展開を想定しており、こういった動きが出れば逆ばり場を探したい。 
 ユーロドルは、揉み合いが続いており、逆張り戦略が継続となるが、CPIで大きく動く可能性もあることは留意。下値の買いはストップを1.0097割れ、売りのストップは1.0294越えとして、ブレイクからの順張りも検討する形で対応したい。またポンドドルも同様となるが、上値は1.2294をストップ、下値は1.1964をストップに、大きめの動きで逆張りとなる。 
一方クロス円は、ストレートが動くとテクニカル的に判断が厳しくなるので、取引は控えたい。ただ、大きめの動きがあれば、逆張りを場を探す形から、利が乗ればしっかりと利食いながら対応したい。