今日の裏読み、表読み

週末はサプライズ的な米雇用統計でドル買いが進んだが、今週は米7月消費者物価指数が発表される。強い結果が見えた場合、9月の0.75%利上げが現実味を帯びることで、ドルの買い戻しが続くか注目となりそうだ。
 本日は、日本お6月国際収支と7月景気ウオッチャー調査、米7月雇用傾向指数などが発表される。
 注目度は高くないが、日本の貿易収支などは悪化が続く見通しで、一定の円売りの要因となるか注意しておきたい。一方週末の米雇用統計が強かったことで、7月雇用傾向指数が強い結果となっても影響はなさそう。逆サプライズは弱い結果で、7月非農業部門雇用者数の増加が一過性の可能性が残ることは、留意しておきたい。
 その他特別なことはないが、引き続き株価や米長期金利の動向を眺めながら対応する形を想定したい。

 為替の戦略としては、ドル円は、大きな戻りとなっており、上値追いは厳しい。しっかりと押し目があれば買い場を探す形で、134円後半からミドル、できれば前半まで買い場を探す形から、上値は135.50が押さえると利食い。超えても136円を前に利食いや売りも狙いたい。売りのストップは136.63越え。
 ユーロドルは、揉み合いが続いており、逆張り戦略。下値の買いのストップを1.0097割れ、売りのストップは1.0294越えとして、対応したい。 一方ポンドドルも同様となるが、上値は1.2294をストップ、下値は1.1964をストップに、大きめの動きで逆張りとなる。 
またクロス円は、中途半端な感じで取引しづらいレベルにあって、あくまで大きめの動きがあれば、逆張りを場を探す形から、利が乗ればしっかりと利食いながら対応したい。