今日の裏読み、表読み

本日の経済指標としては、NZ第2四半期雇用統計、豪第2四半期小売売上高、中7月財新サービス業PMI、独6月貿易収支、スイス7月消費者物価指数、 ユーロ圏各国と英サービス業PMI・改定値、ユーロ圏6月卸売物価指数と小売売上高、米国では、MBA住宅ローン申請指数、7月サービス業・総合PMI・改定値、7月ISM非製造業景況総合指数と6月製造業新規受注などが発表される。
 NZ第2四半期雇用統計や豪第2四半期小売売上高は強弱次第。中7月財新サービス業PMIは、弱い結果がリスクだが、影響は少なそう。 ユーロ圏各国のサービス業PMIは、改定値であり、影響は少ないが、独6月貿易収支、ユーロ圏6月卸売物価指数と小売売上高は、弱い結果見えた場合、ユーロ売りに繋がり易い。
 一方米国では、ISM非製造業景況総合指数が大きな焦点となるが、製造業が予想を上回っているが、それでも低水準は変わらず、今回が弱い結果となるなら、米長期金利の低下を促しそうだ。
 その他ペロシ下院議長と蔡英文総統の会談では、米中関係を揺るがすような内容が見えなければ、直接的な影響は少なそう。OPECプラス閣僚級会合では、バイデン大統領の依頼に従って増産が発表されるかが焦点となる。ただ、あまり期待しない方が良いかもしれない。

 為替の戦略としては、ドル円は、大分戻っているが、ここからの上昇では、慎重に売り場を探したい。 ストップは133.56-71ゾーン越えで対応するが、ただし、現状は下げが甘ければ、買い戻しながら対応。また買いは下げ止まりを確認しながらだが、できれば132円前後ぐらいから検討できればベターとなる。 
 ユーロドルは、直近レンジの上抜けトライも、やはり上値は重く調整を強めているが、基本はレンジの範囲なので、ここからは買い下がり。ストップは1.0097割れなどで対応。ただ、既に戻りも重く、昨日の高値1.0294をストップに、1.02前後からは売り場探しとなる。また、ポンドドルも、1.21前後は買い場探し。ストップは1.2063割れ。ただ、1.2200-50が抑えると利食いで、売りは1.2294をストップに検討したい。一方クロス円も、ここからは売り場探しも、下げが甘ければ利食いながら対応したい。