昨晩の海外

金曜日の海外市場は荒れた展開となった。米6月個人消費支出やPCEコアデフレーターが予想を上回る強い結果となったことで、一時ドル買いを強めるも、その後米長期金利が下落に転じたことや月末のフローの動きで、ドルの売り戻しが優勢となった。米10年物国債利回りは、2.65%まで低下後、米経済指標を受けて2.728%まで一時反発したが、その後2.618%まで下落幅を拡大した。米7月シカゴ購買部協会景気指数は予想を下回ったが、7月ミシガン大消費者信頼感指数・確報値が予想を上回り影響は限られた。
 ドル円は、東京時間の安値132.51から米長期金利の反発を受けて、ショートカバーで134.60まで一時買い戻されたが、再度133.22まで売りに押され、ユーロドルは、ユーロ圏4-6月期GDP・速報値や7月消費者物価指数・速報値が予想を上回るも1.0254を高値に1.0146まで一時下落、ポンドドルも1.2247から1.2063まで下落後、反発気味で引けた。
 一方クロス円で、NY株価3指数が続伸したが、買い戻しは限られた。ユーロ円が135.55から136.74、ポンド円は161.53から162.71、オージー円は92.85から93.30、NZD円は84.01から83.52、カナダ円は103.56から104.75で上下した。