昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米4-6月期GDP・速報値が予想を下回り、2四半期連続のマイナス成長となったこと、週刊新規失業保険申請件数も弱い結果となったことを受けて、米長期金利が大幅に低下し、円の買い戻しが優勢となった。米10年物国債利回りは、2.827%から2.649%まで低下した。尚、イエレン米財務長官は記者会見で、GDPに関して、「あくまで遅行指標であり、その先を見ることが重要、大幅な景気減速と雇用喪失は見られない」と述べ、米中首脳会談では、バイデン大統領が、中国の台湾進攻に関して懸念を示したが、相場の反応は見えなかった。
 ドル円は134.20まで売りに押され、ユーロドルは、独7月消費者物価指数が、予想を上回り、1.0235から1.0114まで売りに押され、ポンドドルは、1.2192から1.2104まで一時値を下げた。
 一方クロス円では、NY株価3指数が続伸したが、リスクオンの動きは広がらず、ユーロ円が136.38、ポンド円は162.87、オージー円は93.57、NZD円は84.25、カナダ円は104.58まで下落した。