昨晩の海外

昨晩の海外市場は、注目のFOMCで、想定通り0.75%の利上げが実施されたが、パウエルFRB議長が記者会見で、「必要であれば、大幅利上げに躊躇しない」としながらも、「利上げのペースはデータ次第」、「ある時点で利上げ速度を緩めることが適切であるだろう」としたことで、ドルの売り戻しが優勢となった。ただ、「会合ごとに新たな判断すべき時期に来ていると思う」、「いつ利上げを減速させるか、まだ決定していない」としており、9月の利上げに関しては不透明感が残った。米10年物国債利回りは、パウエル発言を受けて、2.725%まで一時低下も、その後2.805%まで反発した。また、米6月耐久財受注額は予想より強い結果も、6月住宅販売保留指数が予想を下回り、影響は限定された。
 ドル円は、136.31まで下落、ユーロドルは1.0221、ポンドドルは、1.2187まで反発した。
 一方クロス円は、NY株価3指数が大きく反発したことで、買い戻しが優勢。ユーロ円が139.50、ポンド円は166.34、オージー円は95.69、NZD円は85.66、カナダ円は106.65まで反発した。