昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米FOMCを控えて、様子見ムードが残る中、ドルの堅調な動きが続いた。またIMFが、今年の世界景気見通しの引き下げを発表、「見通しのリスクは圧倒的に下向きに傾いている。リセッションの瀬戸際近いと警告」したが、悪影響は限られた。米経済指標としては、7月リッチモンド連銀製造業景気指数は、予想を下回ったが、6月新築住宅販売件数、5月住宅価格指数やS&P/ケース・シラー住宅価格指数、7月消費者信頼感指数などが、総じて弱い結果となったが、反応は限定された。
 ドル円は、米10年物国債利回りが、2.707%まで低下したことで、136.85から136.28まで売りに押された後、2.809%まで再上昇したことで、136.87まで再反発、ユーロドルは、前日ガスプロムが、欧州向けガス供給量を約2割に削減すると発表したことを受けて、欧州天然ガス価格が急伸したことで、1.0108までじり安となり、ポンドドルは、1.1964まで下落後、1.2054まで反発した。
 一方クロス円は、NY株価3指数が軟調となったことで、売りが優勢となった。ユーロ円が138.13まで下落、ポンド円は163.48まで下落後164.64まで反発、オージー円が94.58、NZD円は85.00、カナダ円は105.86まで売りに押された。