昨晩の海外

昨晩の海外市場は、月末・半期末を睨んで、ドル買いが優勢となった。米1-3月期GDPや個人消費の確報値が、下方修正されたが、ドル売りは限定された。尚、NY株価3指数はまちまちの展開、ECB年次フォーラムでは、パウエルFRB議長が、「米経済は、金融引き締めに耐えられる」、「我々はドルの水準に責任を負わない」、ラガルドECB総裁が「低インフレの環境に戻る可能性は低い」、「7月にどうなる可能性があるかすでに明確に示している」、ベイリー英中銀総裁が、「インフレの持続性が高まれば、より力強く行動する必要がある」、「ポンドの動きは驚きではない」と述べたが、相場の反応は見えなかった。
 ドル円は、1998年9月以来の高値となる137.00まで一時上昇、ただ、その後米10年物国債利回りが、3.089%まで低下したことで、136.34まで売りに押された。また。ユーロドルは、独6月消費者物価指数・速報値が、前月比・前年比ともに市場予想を下回り、ユーロクロスの売りも伴い1.0435まで下落、ポンドドルも1.2106まで売りに押された。
 一方クロス円はまちまちの動き。ユーロ円は134.86を高値に142.49、ポンド円も163.34から165.41まで売りに押された一方、オージー円は93.48から94.32、NZD円は84.68から85.22カナダ円は105.45から106.43まで上昇した。