今日の裏読み、表読み

今週は、米国の独立記念日を前に、月末のフロー、G7首脳会議やECB年次フォーラムなど要人発言の機会も多く、また下半期に向けて相場に一定の変化が出るか注目となる。
本日の材料としては、日銀金融政策決定会合における主な意見、中国5月工業企業利益、米5月耐久財受注、5月住宅販売保留指数と6月ダラス連銀製造業業況指数などが発表される。注目としては、直近弱めの経済指標が目立つ米国で、本日の2年物と5年物国債入札を絡めて、米長期金利を抑える要因となるか注目したい。
またラガルドECB総裁発言は、直近の発言から変化がなければ影響は少ない。その他週末に一定の反発を見せた株価に立ち直りが続くのか、注意して見て対応したい。

本日の為替の戦略としては、ドル円は、一応5-10日要因で、仲値に向けて円売りが強まるか注目されるが、直近一定の売りも出ており、仲値後は、仲値を越える動きが見えると強気、逆なら弱気で見て、総じて逆張りで臨む形を想定したい。
ユーロドルやポンドドルは、揉み合い気味の展開が続いている。ただ月末に向けて、ドルに売り戻しが出易い見込みで、上値は追えないが、押し目買いを優先したい。
一方クロス円も若干方向感が見えづらくなっているが、大きめ下げや戻りがあれば、逆張り場を探したい。