昨晩の海外

昨晩の海外市場は、欧米株価の反発を受けて、リスクオンの円売りが広がった。ホワイトハウスの関係者が、「バイデン米大統領は、インフレ抑制のためにさまざまな中国製品に対する関税撤回を検討しているが、来週のG7首脳会議を前に決定することはない見通し」と述べたが、影響は不透明となっている。
 ドル円は、米10年物国債利回りが、3.311%まで上昇したこともあって、136.70まで上昇、ユーロドルは、レーン・フィンランド銀行総裁が、「9月のECB理事会での0.25%以上の利上げ」に言及、カザークス・ラトビア中銀総裁が、「9月の0.50%利上げ」を主張したことで、1.0582まで一時上昇後、1.0519まで売りに押され、ポンドドルも、ピル英MPC委員が「金融政策の更なる引き締めが必要」と発言し、1.2325まで上昇後、1.2249まで値を下げた。
 一方クロス円では、ユーロ円が143.99、ポンド円は167.83、オージー円が85.33、NZD円は86.68までじり高、カナダ円は 強い加4月小売売上高もあって、105.85まで値を回復した。