昨晩の海外

金曜日の海外市場は、週末を控えて、ドルの買い戻しが優勢となった。米株価3指数はまちまちとなり、影響は限られた。米10年物国債利回りは、3.194%から3.331%まで上昇後、3.199%まで再低下するも高止まりが続き、ドル相場を支えた。また、米5月鉱工業生産・設備稼働率や景気先行指標総合指数は弱かったが、影響は限られた。なお、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁が「7月会合で0.75%の利上げを支持する可能性、以降は物価抑制まで0.50%の利上げを継続することが賢明」、ジョージ・カンザスティ連銀総裁は、「0.75%の利上げに反対した理由として、大幅利上げがバランスシートの縮小開始と重なれば、政策の不確実性が増大する」と述べた。
 ドル円は、東京時間に、日銀が大規模緩和を継続する方針を再度表明したことで、135.43まで上昇、ユーロドルは1.05359から1.0445、ポンドドルは、1.2344から1.2173まで売りにおされた。
 一方クロス円では、ユーロ円は141.97から141.01、ポンド円は166.22から164.48、オージー円は94.40から93.35、NZD円は85.51から84.75、カナダ円は104.03から103.24まで利食いに押された。